ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

【F1】2021年開幕戦バーレーンGP フェルスタッペン速さを見せるも、ハミルトンの強さに敗れる

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 みなさん、こんばんは。くにんです。

 

 F1の新シーズンがいよいよ始まりました。

 大きなレギュレーション変更は2022年に持ち込しとなりましたが、フロアやディフューザー等の規定変更、ドライバーの移籍、ホンダPUのパワーアップ、そして、久しぶりの日本人ドライバーの誕生など、今年のF1シリーズも見どころがたくさんあります。

 昨シーズンと同様に、今シーズンもくにんの感想をメモしていきたいと思います。

 

 

 2021年第1戦バーレーンGP

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www.as-web.jp

 

 

 

〇くにんメモ

◆レッドブル・ホンダ戦闘力は確実に上昇も、優勝はハミルトン

 見どころの多い予選&決勝レースでしたねぇ。風向きの関係もあってDRSがよく効いたせいか、たくさんの追い抜きが見られました。最も速かったのはフェルスタッペンでしたが、最も強かったのはハミルトンでしたね。

 テストの時からその速さに注目が集まっていたレッドブル・ホンダですが、バーレーンGPでもその速さを見せつけてくれました。ホンダPUはすごくパワーアップしているみたいですね。レッドブルのシャシーも、昨年のようなリアの不安定さは見られないようで、フェルスタッペンも好感触を持っているようです。でも、ペレスが予選でQ2落ちしていましたから、やっぱりクセがあるのはあるんですかね?

 

 レッドブルとは逆に、テストでペースが上がらなかったメルセデスですが、「やはり速さを隠していたんだな」が半分、「やっぱり調子悪いんだな」が半分のように、僕は思いました。

 メルセデス、昨年より若干レーキをつけているように思うんですけど、マシンの挙動に安定性がないそうです。レッドブルもそうなのですが、このようなマシンを乗りこなすことができるのは、フェルスタッペンやハミルトンなどの当代一の乗り手のみ。こういっては申し訳ないのですが、アルボンやガスリーが苦労したように、ボッタスも苦労しそうな気がします・・・・・・。

f1-gate.com

 

 

◆ハイレーキとローレーキ

 昨シーズンまでのマシントレンドは、レッドブルを始めとするハイレーキとメルセデスを始めとするローレーキに分かれていました。対極の考え方で作られたマシンがトップを争うという、とても面白い構図でした。

 昨シーズンから今シーズンにかけてのレギュレーションの大きな変更点の一つが、フロアの面積減少でした。シーズンオフの間に雑誌やブログなどでF1に関する記事を読んでいると、この変更がハイレーキに不利となるとする記事もあれば、ローレーキに不利となるとの記事もあり、見解は様々でした。

 

 もちろん、マシンの一部分だけを取って論じるわけにはいかないのでしょうが、バーレーンGP後のメルセデスやアストンマーチン等のローレーキ勢のコメントを見ていると、ローレーキ側に不利に働いているようです。

 やはり、「地面にフロアをできるだけくっつけた状態で走る」というコンセプトのローレーキ、ダウンフォースを発生するフロアの面積減少の影響が大きいのでしょうか。

 

 通常であれば、「ルール変更は全チームに共通なのだから仕方がない」というところなのですが、今シーズンに限っては昨シーズンのマシンの継続使用が前提で、部分的にトークンを使用して開発ができるというルールだったため、昨シーズンのローレーキ陣営がハイレーキに変えようと思ってもできない状況であったのも事実。そう考えると、ちょっとメルセデス陣営のコメントにも、頷けてしまいます。 

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◆トラックリミットはどうにかできないのでしょうか

 レース終盤で、フェルスタッペンがハミルトンを抜いたと思ったら、トラックリミットを超えていたということでポジションを返したというシーンがありました。

 トラックリミットを超えてゲインがあるから、こういう状況が起きるんですよね。

 単純な意見ですが、そこに縁石を設置するなどして、「トラックリミットを超えればタイムをロスする、あるいは、マシンを傷つける可能性がある状況」にすればよいのではないのでしょうか。世界最高の技量を持つF1ドライバーですから、マイナスになるとわかっていれば、そこを利用しないラインを取るはずですから。

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◆角田、9位入賞は立派。おめでとう!

 久しぶりの日本人ドライバーである角田、スタートでは順位を下げたものの、素晴らしいオーバーテイクを幾つも決めて9位入賞を果たしました。この結果は本当にすごいと思います。

 彼に速さがあるのはテストや予選で既に証明されていますが、これで賢明さや強さも持っていることがわかりました。

 

 スタート直後の混乱で危機を避ける能力は非常に重要です。角田のチームメイトのガスリーは予選5番手でしたが、一週目にリカルドに追突してマシンにダメージを負い、まともなレースになりませんでした。一方で、危険を避けるために順位を下げた角田は最終的に9位に入賞しました。

 攻められるときには攻めるのはもちろん重要なのですが、この「られる」か「られない」かを見極める力は、この先彼がさらにステップアップするための大きな要素であると思います。

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◆今後もおもしろくなりそう

 この開幕戦ではフェラーリが思いの外速かったですし、中団争いはさらに混戦になりそうですね。それに、今回見事なリカバリーを見せたペレスがまともに走れば、メルセデスとレッドブルの戦いが2対2となって、さらに激化しそう。

 上位も中位も、毎レース激しい戦いになりそうです! (辛いのはハースですが、ここはチームメイト対決がガチンコです!)