ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

北朝鮮問題について

 これまであまり動きのなかった北朝鮮と米国の関係ですが、トランプさんが大統領に就任してから、大きく関係が変わってきています。緊張の方向へ。

 

 北朝鮮核兵器やミサイルなどの開発を進めてこれたのは、残念ながら「制裁」がうまく機能してこなかったということなのでしょう。

 

 改めて振り返ると、「制裁」で国民生活が苦しくなったから核やミサイルを手放す、ということを期待するには、あまりに北朝鮮という国家の成り立ちが不安定であったと思います。一度、あそこまで、国民の国外に対しての敵意を盛んにしてしまうと、TOPがブレーキをかけた場合、強硬派に排除される恐れがありますから。

 

 実際に、中国が制裁の実行にあまり協力的ではなかったのは、北朝鮮の暴発よりも、そのような体制の崩壊、それによる難民の発生や西側との緩衝地域の喪失を恐れていたのではないでしょうか。

 

 ところで、ここまで北朝鮮と米国の緊張の度合いが高まっている中で、今朝、北朝鮮がミサイルを発射(失敗でしたが)しましたよね。

 

 「米国の反応やいかに!」

 

 と、僕なんかは緊張を持って受け取ったんですが、日本のメディアの扱いはすごく小さいですよね。ニュース番組の一コーナーで取り上げられるぐらいです。

 

 「国民の不安をあおらないように」とかいう指示が政府から出ているかとかまで勘ぐってしまうほどです。もちろん、実際にはそんな指示は出ないでしょうし、出たとしても現在のメディアがそれに従うとは思いませんが。

 

 日本国民全体の関心も「漠然とした不安」にとどまっているように思えますが、事態の切迫性・緊急性からすると、特番を組むとか、もっと関心が集まってしかるべきテーマに思えるのですが・・・。

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