みなさん、こんばんは。鼻水が止まらない、くにんです。花粉のせいかしらん。つらい(>_<)
F1のシーズン前テストが始まっていますが、2018年新車発表の最後の2チームです。
今回御紹介するのは、フォースインディア、トロロッソです。
チーム名(昨年の順位):
フォースインディア・フォーミュラー1チーム(4位)
エンジンメーカー:メルセデス
ドライバー(カーナンバー&順位):
セルジオ・ペレス(11)(7位)
エステバン・オコン(31)(8位)
〇くにんメモ
珍しくインド国籍のF1チームです。元をたどれば優勝経験もあるジョーダンチームで、車製作の本拠地はイギリスです。インドで数多くの会社のオーナーをしているビジェイ・マリアが設立したチームですが、ご本人が脱税等でインド国内で指名手配されるなど、財政面でばたばたが見受けられます。また、「インド」という名称がスポンサー獲得にはネガティブに働いているようで、チーム名変更の動きがあります。
ただ、実力はあるチームです。昨年はポイント争いの常連で、最終的にTOP3に次ぐ4位を獲得しました。正直、現在のTOP3はその他のチームから頭一つ抜きんでているので、勝負できるライバルにはすべて勝ったことになります。比較的技術陣に動きが少なく、計画的にリソースの配分ができているのではないかと思います。
ドライバーは、当時(苦笑)TOPチームのマクラーレンにも在籍したことがある実力者ペレスと、メルセデスの秘蔵っ子オコン。メキシコ人のペレスはイギリスチームであるマクラーレンのシステマチックな雰囲気とは合わなかったものの、非常に速いドライバーでタイヤの扱い方もうまいです。また、オコンは、さすがメルセデスの秘蔵っ子、デビューイヤーの昨年には、ペレスに一歩も引かずに自身の速さを見せつけました。とても新人とは思えない速さで、ペレスとはコース内でのガチバトルを何度も繰り広げ、チームから「同じチームなんだから同士討ち禁止」と注意を受けるほどでした。
マシンは、特徴的なノーズの二つ穴(コブラノーズ)はそのままです。そのほかも、チームのコメント通り「保守的な」イメージ。ハローの影響などのデータが取れた段階で、大幅なアップデートでも計画しているのでしょうか。
チーム名(昨年の順位):
レッドブル・トロロッソ・ホンダ(7位)
エンジンメーカー:ホンダ
ドライバー(カーナンバー&順位):
ピエール・ガスリー(10)(21位)
ブレンドン・ハートレー(28)(23位)
〇くにんメモ
新車紹介のラストを飾るのは、日本のF1ファンが期待するトロロッソ・ホンダです。もともと、レッドブルのBチームで、レッドブルから技術支援&資本支援を受ける代わりに、レッドブルがサポートする若手ドライバーを受け入れるというチームなのですが、今シーズンからチーム名にまで「レッドブル」が入りました。「トロロッソ」もイタリア語で「赤い牛」だから、「赤牛赤牛ホンダ」ということに(笑)
小規模チームゆえに、最下位争いか続いていたチームですが、テクニカルディレクターとしてジェームズキーが加入して以来、中団で戦えています。
もっとも、過度の期待は禁物。技術は積み重ねですから、ホンダエンジンが急にメルセデスエンジン並みのパワーを出せるわけもなく、また、急にトロロッソの車体がレッドブルほどの空力性能を持つことも現実的ではありません。レギュレーションが変わった時はこういうことも起こり得ますけどね。今シーズンは、ハース、ザウバーあたりと戦えて、たまにポイントが取れれば、上々ではないでしょうか。
ドライバーは、ガスリーとハートレー。どちらもレッドブルの若手育成プログラムに所属するドライバーです。昨シーズン末に数戦を経験しているものの、実質今シーズンデビューの新人同士です。F1はコースの状況に合わせて車のセッティングを変えたり、開発パーツを試してどれが優れてどれが劣っているかの判断をしたりするのに、ドライバーの経験が必要です。通常、新人ドライバーの相方にはベテランを置くものですが、トロロッソは新人コンビで、この点で不安が残ります。
マシンですが、非常にコンパクトにまとまったサイドポンツーンですね。サイドポンツーン開口部のガジェットが、フェラーリが作ったトレンドを追っていないのも特徴ですか。あとは、ホンダエンジンですねぇ。今はテストが制限されているので、ガンガンとテストして開発していくわけにもいかないです。なんとか、ルノーエンジンと同様のところまで上がってくれれば、来季につながるのですが。(今季の性能次第では、TOPチームのレッドブルが来季ホンダエンジンを採用するかも、と言われています)
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