みなさん、こんばんは。スギ花粉には鼻が、ヒノキ花粉には目が反応するくにんです。最近は目がかゆい(ー_<)
今回は、F1の話題をいくつかお届けしたいと思います。
開幕戦のハースチームのトラブルはヒューマンエラーだった
現在のF1参加チームの中で最も新参であるハースチーム。3年目の今季開幕戦は素晴らしいスピードを見せ、一時チーム所属の2名のドライバーが4位と5位を走行!
でも、昨シーズンでの総獲得ポイントの約半分を1レースで稼げる、と皮算用を始めたレース中盤で悲劇が‥‥‥。ドライバーの一人のマグヌッセンがピットストップでタイヤ交換を行いコースに戻ったところ、タイヤが上手く装着されておらずそのままリタイア。次いでタイヤ交換を行ったもう一人のドライバーであるグロージャンも、コースに復帰後止まってしまう。なんと、信じられないことに、こちらもタイヤが上手く装着されていないというトラブルでした。
当初、タイヤを装着するガン(ホイールナットを締める機械)の不具合かと思われていたこのトラブルですが、実は、どちらもヒューマンエラーだったとのことです。
F1は各レースでの獲得ポイントを総合して、シーズンのチーム順位とドライバー順位を決め、チームに対してはその順位に応じて多額の分配金が支払われます。ハースのような小規模チームにはこのお金は非常に大事なのに、大きなポイントがするりと逃げて行ってしまいました。( ゚Д゚)
大変残念なトラブルですが、チーム首脳がミスをしたレースメカニックを責めることなく、だれもチームを去ることはない、とされていることは一服の清涼剤です。
F1の予選がスプリントレースに?
現在のF1は日曜日のレースを頂点に、土曜日は予選と練習走行、金曜日は練習走行というスケジュールです。この金曜日・土曜日をもっと魅力的にするために、「金曜日に公開車検を行い、予選はスプリントレースにするのはどうだろう」というアイデアが、F1運営団体から出されたとのことです。
公開車検はF1マニアには受けるかもしれませんが、一般のお客さんにはどうでしょうか。予選のスプリントレース化もどうでしょうね。競馬ではスプリンターやステイヤーなど馬によって得意な距離が異なりますが、F1の場合は、スプリントレースで速い車は決勝レースでも速いと思われます。もちろん、タイヤに対するファクターなどスプリントレースと決勝で違う条件はありますが、土曜日にスプリントレースをやってしまうと、日曜日の決勝に対する興味をそぐ結果にならないでしょうか。万が一、多重クラッシュでも起きたら、日曜日の決勝レースに参加できない車が出てくるかもしれませんし、僕は、このアイデアにはネガティブです。まだ、アイデア段階のようですが。(^-^;
追い抜きが少ないのは、車の幅広化も一要因?
F1業界で最も笑顔が素敵と言われる(笑)、レッドブルチームのリカルドがこのような趣旨のコメントをしていました。
今のF1マシンは、スピードが出るように幅広化しています。でも、F1のコース幅は、最近作られたものはともかく、昔からのコースでは十分に広くないのです。基本的にコースを一番速く走れるレーシングラインは決まっています。そこに幅の広いマシンがいるのと幅の狭いマシンがいるのでは、後者の方が追い抜きやすいですよね。
実際には、そこまで単純な話ではないのですが、リカルドの意見は良くわかります。幅の狭いマシンの方が不安定ですから、不安定な車を操ってバトルを行うドライバーのスキルにより注目が集まるという面からも、一考に値する意見ではないでしょうか。
〇 次戦 第2戦バーレーンGP決勝 4月8日(日) (日本時間9日(月)の00:10スタートです(>_<))