みなさん、こんばんは。くにんです。
「ポン助」と「こつぶっこ」ってどっちがメジャーなんでしょう。ぼくは「ポン助」好きなんですけど、置いてない店も多いんですよね。
F1 2018年 第3戦中国GP決勝レース結果
〇くにんメモ
予選では、好調フェラーリ、不調メルセデス、タイヤ選択をこの2チームと変えて独自路線のレッドブルと、TOP3に明確な違いが生じました。
また、決勝レーススタート時のタイヤ選択で、トロロッソのみが常識的なタイヤ選択ではなくギャンブルなタイヤを選択しました。今回のレースでは不調のトロロッソ、正攻法では勝負にならないとみて、他チームと敢えて違う戦略をとった模様です。
中国GPが行われる上海国際サーキットも、F1サーキットを数多く手掛けるヘルマン・ティルケ氏の設計でコース幅も十分広いので、たくさんのバトルを期待していたのですが、スタートからしばらくは数珠つなぎの平穏な様子が続きます。明らかにペースが速い後ろの車が前の車を抜きあぐねている様子が見て取れます。
通常、後続の車は前の車の後ろにつくことによって空気抵抗を減らし、コーナーへの飛び込み時にスピード差を利用して抜き去ります。(オーバーテイクします)
でも、いまのF1は空気の力を利用して車を地面に吸い付けて走っているので、前の車の後ろにつくと、空気抵抗が減るメリットよりも、空気の流れが乱れて生じるデメリットの方が大きい場合があります。今回も、そういう要素が大きかったのでしょうか。
さて、レースが動き始めたきっかけは、なんとトロロッソ・ホンダの同士討ちでした。18位を争っていた2台、上手くいかない今回のレースに焦りがあったのでしょうか、同じチーム同士で接触してしまいます。
その結果コースに散乱した部品を回収するためにセーフティーカーが導入されますが、ここで動いたのが独自路線のレッドブル。即座に自チームの2台をPITに呼び寄せ2台連続でタイヤを交換します。上位争いをしている他チームよりもタイヤ交換が一回多くなり一時的にタイムをロスしますが、新しいタイヤで挽回する戦略です。
ここからは、同チームのリカルドのオーバーテイクショー開催です。さすが、F1界随随一のビッグオーバーテイクメーカーです! 彼にしかできないと思われるような切れ味で、スパッと一撃で前車を抜いていきます。料理したのは、ライコネン、ハミルトン、そしてトップを走るボッタス! そう、TOPの奪取に成功です!!
一方で、レッドブルのもう一人、フェルスタッペンはリカルドと同様に前車を抜きにかかるのですが、前を走っていたベッテルと接触してしまいます。この時点では、彼もベッテルもリカルドの前を走っていたのですが、接触の影響で後方に下がってしまいます。
その上、フェルスタッペンには無理な追い抜きをかけたペナルティ(10秒加算)まで課せられる始末です。どうも、今シーズンのフェルスタッペンには荒さが目立ちますね。予選では相変わらず速さを見せているのですが‥‥‥。
今回の中国GPは、「適切な戦略、素晴らしいピットストップのレッドブルチーム」、そして、「リカルドというオーバーテイクメーカー」、この2者の力が際立ったレースでした。
そうそう、最後は表彰台の上でのシューイ!!
リカルドの出身地であるオーストラリアの習慣で、とても嬉しいことがあるときに「自分の靴に酒を注いで飲む」というものだそうで、2時間近くレースをしていた自分のシューズを脱いでシャンパンを注いでゴクゴク、プハーっと(笑) リカルドが満面の笑顔でやるので不思議と不潔な感じはしません(^-^;(個人の感想です(笑))
可哀そう(?)なのは、一緒に表彰台に上がった人が巻き込まれることがあるということで、今回は優勝チームの代表として上がっていたレッドブルチームの人が巻き込まれていました。(笑) でも久々の優勝、それも劇的な逆転勝利だったものですから、彼も嬉しそうに飲んでいましたけど(^-^;
良い子は真似しちゃだめですよ!
トロロッソ・ホンダは、練習走行から決勝レースまで流れに乗れていませんでしたね。次戦アゼルバイジャンGPは市街地コースでまた特性も違います。次戦に期待しましょう。
〇第4戦アゼルバイジャンGPの決勝レースは4月29日(日)(日本時間21:10)です。