みなさん、こんばんは。くにんです。
お盆休みが終わってがっかりされている社会人の方、残り少ない夏休みに焦りを感じている学生の方もいらっしゃると思います。
F1の夏休みもいよいよ終わりで、今週末のベルギーGPから、後半戦のスタートです。
今年のF1は、夏休みの間に、いくつもの大きな動きが見られました。そこで、
F1夏休み中に起きた出来事
を、後半直前のリマインドを兼ねて、取り上げてみたいと思います。
①レッドブルのダニエル・リカルド、来シーズンからルノーへ移籍を発表
レッドブルの首脳が「最初はジョークかと思った」と語っているように、ほとんどの関係者はリカルドはレッドブルに残留するものと思っていました。この、驚きの移籍発表により、来シーズンのドライバーズシート争いが、急速に動き出しました。
②破産申請をしていたフォース・インディアに救世主現る
前半戦終了直前に「破産申請」をして管財人の管理下に置かれていたフォース・インディアチーム。しかし、ウイリアムズのドライバーであるランス・ストロールの父、ローレンス・ストロールが率いる投資家集団が、フォース・インディアの新オーナーになりました。
これで、フォース・インディアは破産から逃れることができ、今シーズンの残りも開発を進めることができると見られていたのですが、この記事を書いている8月23日現在では、まだ、売却の手続きが進んでおらず、後半戦の開幕戦ベルギーGPへの参加も危ぶまれている状態です。どうなるのでしょうか、心配です。
なお、無事に来シーズンを迎えることができた場合、ランス・ストロールが、ウイリアムズからフォース・インディアに移籍することが確実視されています。
③マクラーレンのフェルナンド・アロンソ、事実上の今シーズンでの引退を発表
二度のワールドチャンピオン獲得を誇り、現在でも、現役最高のドライバーの一人と目されているアロンソが、事実上の今シーズン限りでのF1引退を発表しました。技量はいささかも衰えていないのですが、最近のホンダ批判などで、「チームに波風を立てるドライバー」という印象もついてしまいました。サラリーが極めて高価なこともあり、トップチームへの移籍の目処も立たずマクラーレンの復活の目処も立たずで、とうとう引退です。次は、やはりインディ500優勝を目指すのでしょうか。
④ルノーのカルロス・サインツJr.が、来シーズンからマクラーレンへ移籍と発表
リカルドがレッドブルからやってくることで、ルノーから押し出される形になったサインツJr.ですが、もともと彼はレッドブルの育成ドライバーです。ということは、レッドブルに移籍なのかと思えばそうではないところが、F1の人間臭いところです。レッドブルのもう一人のドライバーであるフェルスタッペンとサインツJr.は、以前トロロッソで同僚でした。その時に、チーム内ライバルとしての争いがなかなか激しかったそうで、今回それを危惧したレッドブルがサインツJr.を選択しなかったのです。(と言われておるのです。)
結局、サインツJr.は、出身地スペインの先輩であるアロンソの後釜として、マクラーレンへ移籍になりました。
⑤トロロッソ・ホンダのガスリーがレッドブルへ昇格決定
レッドブルがリカルドの穴をどう埋めるのかが、パドックの注目を集めていましたが、結局サインツJr.ではなく、弟分のチームであるトロロッソから、ガスリーを昇格させることとなりました。今年、ガスリーは速さを見せていましたしね。ただ、こうなると、トロロッソの空いたシートに誰が座るのかが気になります。ああ、ここに日本人ドライバーを座らせたいなぁ。
さて、今週末のベルギーGP。F1界で1,2を争う名コース、スパ・フランコルシャンで行われます。夏休み明けの面白いレースを期待したいですね!!
ベルギーGP決勝レースは、8月26日(日)22:10(日本時間)スタートです。