みなさん、こんばんは。くにんです。
先週の段階では台風25号の影響が心配されていた鈴鹿GP決勝ですが、見事な晴天の下で無事に開催されました。
F1GP第17戦日本(鈴鹿)GP決勝レース結果です。
順位 ドライバー チーム(パワーユニット)
優勝 ルイス ハミルトン Mercedes (Mercedes)
2 バルテリ ボッタス Mercedes (Mercedes)
3 マックス フェルスタッペン Red Bull (TAG)
4 ダニエル リカルド Red Bull (TAG)
5 キミ ライコネン Ferrari (Ferrari)
6 セバスチャン ベッテル Ferrari (Ferrari)
7 セルジオ ペレス Force India (Mercedes)
8 ロマン グロージャン Haas (Ferrari)
9 エステバン オコン Force India (Mercedes)
10 カルロス サインツ Jr. Renault (Renault)
11 ピエール ガスリー Toro Rosso (Honda)
12 マーカス エリクソン Sauber (Ferrari)
13 ブレンドン ハートレー Toro Rosso (Honda)
14 フェルナンド アロンソ McLaren (Renault)
15 ストフェル バンドーン McLaren (Renault)
16 セルゲイ シロトキン Williams (Mercedes)
17 ランス ストロール Williams (Mercedes)
dnf シャルル ルクレール Sauber (Ferrari)
dnf ニコ ヒュルケンベルグ Renault (Renault)
dnf ケビン マグヌッセン Haas (Ferrari)
〇くにんメモ
予選順位は、PPハミルトン(メルセデス)、2位ボッタス(メルセデス)、3位フェルスタッペン(レッドブル)です。お伝えした通り、フェラーリは嵌まってしまったため(^-^;、4位ライコネン、8位ベッテルからのスタートです。オコンにペナルティが出たので、ベッテルは1番手繰り上がっています。
スタートは各車クリーンに決めました、中でもベッテルのスタートは素晴らしく、いきなり5番手に上がります。スタート直後は各車接近した状態ですので、色々なところでバトルが見られます。3位フェルスタッペンがシケインでミスをしオーバーランしたところをライコネンが抜こうとしますが、コースに戻ってきたフェルスタッペンに妨害され接触します。この行為が違反ということで、フェルスタッペンには「+5秒」のタイムペナルティが課せられます。この接触の影響で、ライコネンはベッテルに抜かれてしまいます。
また、後方では、マグヌッセンを抜こうとしたルクレールが、マグヌッセンに接触します。しかし、これはマグヌッセンが進路を2回変更してブロックしたためで、ルクレールにはおとがめなしでした。(何度も進路を変更シテブロックスルと、このように追突するので危険行為になる) 実は、マグヌッセンはこのようなブロックを頻繁にするので、非常に他のドライバーから評判が悪いです。傍若無人なドライブをするひとですね。(^-^;
フェルスタッペンも、ブロックがすごくシビアな人です。彼がブレーキングの際にラインを変更してブロックをすることから、これが危険だということで一度は明確に禁止することになり、「フェルスタッペン・ルール」と呼ばれていました。その後、バトルを促進するために、このルールは廃止されたのですが、進路変更を何度もしてはいけないというルールは残っています。
さて、マグヌッセンは、接触の結果タイヤがパンクし、さらに、パンクしたタイヤのゴムが車体を破壊して、コースに破片をまき散らしてしまいます。マグヌッセンはそのままリタイヤになりますが、コースに散らばった破片を片付けるためにセーフティーカーが導入されます。
セーフティーカーがコースから出てレース再開となった8週目、スプーンで加速が鈍ったフェルスタッペンのインにベッテルが飛び込みます。しかし、フェルスタッペンが厳しくブロック! 接触してスピンしたベッテルは18番手まで下がってしまいました。この接触については、レーシングアクシデントとしてペナルティは出ていません。ベッテルの飛び込みも、結果はともかくとして、無謀なものではありませんでした。勝たないといけないレースですし、チャンスが目の前に来たときに選択した、良いチャレンジだったのではないでしょうか。
予選でトラブルに見舞われたレッドブルのリカルド、アクシデントにより後方に下がったベッテルは、中団勢を交わして上位に上がってきますが、そのほかにも各所でいいバトルが見られました。
「鈴鹿は抜きどころが少ない」とよく言われるのですが、今年のマシンはコーナーでの安定性が良く、200Rや130Rではアクセルを踏んだままです。つまり、直線が長くなった状態なので、「直線の終わりの急減速コーナー」という典型的な抜きどころが機能していたように思いました。シケインの飛び込みはもちろんですが、スプーンで何度も追い抜きが見られたのが印象的でした。
首位争いですが、PPからスタートしたハミルトンが、完勝でした。あまりに危なげがなさ過ぎて、TVにほとんど映らないほどでした。(=_=) 2位がボッタスで、3位がフェルスタッペン。ベッテルは、追い上げたものの6位で、今シーズンのドライバーズチャンピオンシップ争いは、ほぼ終戦かな、というところです。
トロロッソ・ホンダですが、6位からスタートしたハートレーはスタートをミスして順位を下げそのままでした。7位スタートのガスリーは、逆に良いスタートを切り、終始ポイント圏内を走っていたのですが、ポイント獲得まであと数週のところでルノーのサインツJr.に抜かれて11位に転落。残念な結果となりました。とはいえ、前戦ロシアGPの酷い有様に比べたら、スペック3PU(エンジン)を投入した鈴鹿の結果は、かなりポジティブです。今シーズンの残り、そして、来シーズンにも期待が持てる内容だったと思います。
次回 第18戦アメリカGP決勝レースは、10月22日(月)03:10(日本時間)です。北米シリーズは時差がきついですね(-_-;)