ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

F1と選挙の話・・・・・あ、イギリスの選挙です。(^-^;

f:id:kuninn:20190724202352j:plain

 

みなさん、こんばんは。くにんです。

ようやく、梅雨開けですかねー。梅雨に入るのは遅かったのですが、いざ梅雨入りしたら、しっかりと降ってましたね(^-^;

 

先日行われた選挙、F1にも大きな影響がありそうです。

 

あ、参議院選挙ではありません。

イギリスで行われた保守党の党首選挙です。

 

 

◆イギリスの新首相に、強硬離脱派のボリス・ジョンソン氏が

イギリス与党である保守党の党首選挙では、前外相のボリス・ジョンソン氏が、現外相のジェレミー・ハント氏を破り、メイ首相に代わって首相に就任することとなりました。

 

イギリスといえば、現在問題となっているのが「ブレグジット」です。イギリスが欧州連合(EU)から離脱するかどうかという問題です。この問題の悩ましいところは、イギリス国内でも様々な意見があり、メイ首相が進めた「穏便な離脱」政策に対して、離脱反対派からも強硬離脱派からも反対の声が上がっているということです。

どちらか一方に譲歩しても、反対の立場の人から非難されてしまいます。それに、離脱反対派も強硬離脱派も力を持っているために、どちらかを切り捨てて政策を進める訳にも行きません・・・・・・。結局、行き詰ったメイ首相が辞任するということになり、このブレグジット問題は次の首相に託されることとなりました。

 

さて、新首相となるジョンソン氏ですが、ゴリゴリの強硬派とのこと。EUと離脱に向けた交渉を行い、それで合意できなかった場合は「合意無き離脱」も辞さないという立場です。テレビニュースでは「心配している人に言っておく。10月31日までには必ず離脱する」と語るジョンソン氏の姿が放送されていました。

headlines.yahoo.co.jp

 

 

◆ブレグジットとF1

F1の現在のチーム数は10チームですが、その多くはイギリス国内に、シャシー(車体)等を制作する本拠地を構えています。(それも、結構ご近所さんに)

現在、レースは一年間に21戦が行われています。レースの間隔が空いたり詰まったりするのですが、平均すると2週間に一回のペースで、世界のどこかでレースが行われます。

もともと、F1はヨーロッパを主なバックボーンとしていまして、現在でもイギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ハンガリー、オーストリア、モナコなどヨーロッパ圏でのレースが多いのです。あ、来年は、オランダでもレースがありますね。

www.as-web.jp

 

レースが行われるときには、イギリスのファクトリーから開催地に車や機材を送り、終了すると、またファクトリーに戻します。EUの中での移動であれば車や機材の移動に手続きは要りませんが、イギリスがEUから離脱した後は、手続きが必要になりますし、ひょっとしたら税金等が発生することになるかもしれません。

 

この通関手続きはなかなか曲者です。F1では、レースとレースの間に、少しずつでもいいから車を改良していくのが常なのですが、通関に時間がかかることが、それに影響してくることがあるのです。

news.goo.ne.jp

 

また、イギリスのファクトリーで働く人が全員イギリス人かといえば、そうではないですし・・・・・・。労働ビザなどを要求されるようになるんでしょうか。

 

ブレグジット問題にF1業界がどう対処するか。「対応計画を作成している」という話が運営団体からありましたが、現在、具体的な話は聞こえてきていません。

f1-gate.com

 

なぜなら、ブレグジットがどのような形で行われるのか、全くわからないから・・・・・・。

そもそも、土壇場に来て離脱回避になる可能性もありますし。

 

でも、10月31日といえば、あと3か月しかありません。F1の2019年シーズンの途中です。どうなるんでしょうか。

イギリスが離脱するかどうかはイギリス国民の皆さんの選択として、日本のF1ファンとしては、大きな混乱が起きなければいいなと願うばかりです。