みなさん、こんばんは。くにんです。
日本では、全国で次々と梅雨が明けてきましたが、今回レースが行われたドイツは雨! 大混乱のレースとなりました。(^-^;
F1 第11戦ドイツGP決勝レース結果です
〇くにんメモ
「なんてレースだ」
レース終了後に、誰もがそう思ったに違いありません。
ドイツGPが行われるホッケンハイムの天候は雨。でも、路面は濡れていますが、雨の勢いは弱く、練習走行で溝が浅いレインタイヤ(インターミディエイト)を試すドライバーもいたほどでした。それが、まさか、あんなレースになるなんて・・・・・・。
予選PPはハミルトン(メルセデス)、2番手がフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、そして、3番手がボッタス(メルセデス)で、4番手にガスリー(レッドブル・ホンダ)と並びました。
望んでいた雨も降っているし、フェルスタッペンが好スタートを決めれば、ホンダの今シーズン2勝目もあるかも・・・・・・。
ピ・ピ・ピ・・・スタート!!
って、またか! フェルスタッペンここで出遅れるか!! しかも、ガスリーもかーいっ!!
なんだったんでしょうね。同じチームの2台ともが、似たような出遅れ方をしていましたが・・・・・・。
レース展開ですが、色々な要素が絡んで大混乱でした。
まず、雨が降ったり止んだりしていました。また、レインタイヤの性能が、フルウェット、インターミディエイトの両方とも、あまりよくないようでした。フルウェットは酷い雨用、インターミディエイトは軽い雨用のタイヤです。始めは全車フルウェットタイヤだったのですが、フルウェットがあまりにタイムが出ないために、各車早めにインターに履き替えます。ところが、このインターがまた良くない。すぐに劣化してしまいます。しかもこれもタイムがあまり出ない。そのために、路面が乾きそうだなと思えたたときには、各車が積極的にスリックタイヤに履き替えていました。
でも、また、その後に雨が降って、タイヤを履き替えないといけないはめに。(>_<)
さらに、厳しい路面状況とギリギリを狙うタイヤ戦略のせいで、次々とコースアウトする車が出てしまいます。そのたびに、セーフティーカーやバーチャルセーフティーカーが導入されますが、このタイミングとタイヤ交換のタイミングをうまく合わせることができたチーム・ドライバーと、できなかったチーム・ドライバーに大きな差が出てしまいました。
雨とタイヤののせいか、最終コーナーと1コーナーでコースアウトする車が続出しました。特に最終コーナーに入るところは、一度コースアウトするとその外側のランオフエリアで全く減速することができず、タイヤバリアにぶつかってようやく止まるような状況でした。ドライバーの怪我につながるような事故は無かったのですが、氷の上を滑っていくような車を見ていると、ちょっと怖かったですね。
そんなカオスなレースを制したのは、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン。自身も一度スピンをしてしまいましたが、上手く車を立て直していました。その場面以外は安定して速かったです。さすがの一言。
2位に入ったのは、予選でマシントラブルがあり、最下位の20位からスタートしたベッテル(フェラーリ)。ハミルトンやボッタスなどのトップドライバーがクラッシュする中で、ここまで上がってきました。同じ車に乗るルクレールもコースアウトしてリタイヤですから、長く混乱したレースで集中力を切らさずに無事に走り切ったのは素晴らしいですね。
そして、今回特筆すべきは、3位に入ったクビアト(トロロッソ・ホンダ) 凄いですね、ホンダ勢が1-3です。混乱したレースとは言え、決勝レースでのトロロッソは速かったです。あれだけ予選では苦労したのに、どうしてこんなに決勝レースは速いのか、っていうぐらい。他車に比べてダウンフォース重めのセッティングだったんでしょうか、わかりませんが。6位のアルボンも含めて、ドライバーもチームもよくやりました。(*´▽`*) あ、クビアトはレース前日にお子さんが生まれたそうです。おめでとうございます!(*^-^*)
予選では最後の最後で速さを見せたメルセデスでしたが、決勝レースはバタバタでした。このドイツGPでは全体的にいつもの圧倒的な速さが見られませんでした。弱点と言われていた冷却系に対策を施してきたはずなのですが・・・・・・。メルセデスのモータースポーツ125周年ということで、マシンに特別なカラーリングをしたり、エンジニアの衣装を変えてみたりして盛り上げたのに残念ですね(>_<)
次戦ハンガリーGPは8月3日(日)です。すぐです。これが終わると、F1も、しばしの夏休みに入ります。ハンガリーGPも暑いと予想されていますが、果たしてメルセデスの冷却対策は大丈夫なのでしょうか??