みなさん、こんにちは。くにんです。
先日、劇団「KING&HEAVY」さんの第4回公演「ゴールデンエイジ」を、観に行ってきました。
料金は、前売りで大人2500円なり。映画と比べても、決して安くはありません。でも、演劇としては、かなり良心的な価格だと思います。(*^-^*)
久しぶりの観劇、予約時からとーっても楽しみにしていました。
劇団「KING&HEAVY」とは
神戸大学演劇部自由劇場、通称‘ジゲキ’出身の飯嶋松之助・伊藤駿九郎・和田崇太郎 の俳優3人からなる、アメリカンパワーフードをこよなく愛する演劇ユニット。
ド直球だが遊びの効いた【150km/hのシンカー】のような王道娯楽演劇を目指している。
(劇団HPから引用)
神戸大学演劇部出身の方達なんですね。地元の大学で、何度か行ったことのあるところなので、とても親近感が湧きます。
あ、そういえば、以前「トロワグロ」という公演を観に行った「はちの巣座」さんは、神戸大学演劇研究会でした。大きな大学なので、演劇部と演劇研究会とがあるのか知らん?
第4回公演「ゴールデンエイジ」とは
約5年ぶりのオリジナル新作本公演だそうです!
2019年、某有名野球選手が引退した。
時を同じくして、那須田健も不本意ながら引退を余儀なくされた。
なぜ。どうして。俺はまだまだやれるのに・・・
一体どこで歯車が狂ってしまったのか。
諦めきれない那須田健の前に一人の男が現れる。
「人生をやり直せるとしたら、どうする?」
2019年秋、KING&HEAVYがお送りする、
タイムトラベルSFエンターテイメント!(劇団HPから引用)
〇くにんメモ(個人的な感想。ネタバレになる恐れもありますので、ご注意ください)
本作は3人芝居なのですが、とにかく半端ない熱量でした。3日間で70分の公演が5回あるとのことで、当日(昼間の回を見ました)も、もう一度夕方に公演が予定されていたのですが「こんなに動いて、今日もう一回公演できるのか?」と思ってしまうほど。(^-^;
演者さんのエネルギーが、観ている側にすごく伝わってくる、正にエンターテインメントな楽しい作品でした。
客席には小学生ぐらいのお子さんの姿もあったのですが、上映時間中、退屈しているような感じは、僕には伝わってきませんでした。エンターテインメントを目指して、大人から子供までしっかりと楽しませる、これは、なかなかできないことです!!
本作では、様々な登場人物を3人の演者さんで演じるのですが、「同じ人物」を場面によって「違う演者」が演じます。単純に「1人で幾つかの役を演じる」のではないのです。僕も、このパターンは初めて見たのですが、登場人物がきちんと整理されていて、すんなりと理解できました。同行の友人も「全然混乱しなかった!」と感激しておりました。
また、「リーゼントどーん。後ろに同じような男が20人ほどぞろぞろ・・・」などと、台詞と動きだけで状況を説明してしまうところなどは、僕にとっては、劇団「惑星ピスタチオ」を彷彿とさせるもので、とても嬉しかったです。とても効果的に使われていると思いました。
個人的には、最後の場面で、主人公の大事な選択の結果が「ある一言」でのみ示されていて、それを上手く理解できずに「あれ、こんなラストなの?」となってしまいました。後で、友人に教えてもらって理解できたのですが(^-^;
そして、一番最初の「くずみたいな人生」と最後の「選択された人生」、これをうまく対比して、「どうしてくずみたいな人生だったのか」まで持って行けると、もっと良くなったのかなと感じました。
SFタイムトラベルもののパラドックス的なところは・・・・・・。まぁ、それは良いのです。エンターテインメント作品ですから、うん。(^-^;
劇団KING&HEAVYさんは、「ド直球だが遊びのきいた【150km/hのシンカー】のような王道娯楽演劇劇団を目指している」とのことですが、本作からはその意気がしっかりと伝わっきて、大変楽しませていただきました。
2500円? ええ、勿論、元は取れたと思いますよ!!(*^-^*)
本作の上演期間は既に終了しておりますが、楽しく、そして、少しホロリとする、王道娯楽演劇を観てみたいと思う方、劇団「KING&HEAVY」さん、良かったですよ。僕は、次回作も観に行きたいと思っております。
最後になりましたが、劇団「KING&HEAVY」さん、関係者の方々、素晴らしい公演をありがとうございました!!
おまけ。
たくさんのフライヤー(チラシ)をいただきました。次はどこに行こうかなぁ・・・・・・。
あ・・・!!