みなさん、こんばんは。くにんです。
年の暮れが近づいてきて、いよいよ寒さが増してきましたね。F1も今シーズンの残りは2戦になりました。
今戦は、アメリカ大陸シリーズの最終戦、ブラジルGPですが、このGPはシーズン最終盤で行われることが多いせいか、とてもドラマチックなレースが多い印象があります。今回はどうなるでしょうか・・・・・・(*^-^*)
さて、F1 第20戦メキシコGP決勝レース結果です。
〇くにんメモ
ブラジルGPの決勝は晴天のもとでの開催となりました。雨が降ると特に荒れるレースになるこのコースですが、晴れれば晴れたで、チームごとのタイヤ管理の差が顕著に出てきそうです(^-^;
PPを獲得したのは、フェルスタッペン(レッドブル)。2番手スタートはベッテル(フェラーリ)、3番手スタートはハミルトン(メルセデス)と、TOP3チームが入り乱れています。
このレースを制したのは・・・・・・。上に結果が出ていますが(笑)、フェルスタペン!! そして2位に入ったのが、なんと、ガスリー(トロロッソ)!! ホンダエンジンの1-2でした!!!
では、いくつか、くにんの感想を・・・・・・。
◆フェルスタッペン、勝負所をわきまえた見事なドライビング!
シーズン当初はスタートに不安があったフェルスタッペンでしたが、中盤以降はしっかりと改善されています。今回も見事なスタートを決めました。そのまま、2位に上がってきたハミルトンに仕掛けることもさせない、見事な走りを見せます。コース特性もあるのでしょうが、あのハミルトン&メルセデスに、仕掛けることもさせないフェルスタッペン&レッドブル・ホンダの成長ぶりに、ジーンとしてしまいました。
レース中盤、思いのほか早くタイヤが劣化し始めたことから、各車がタイヤ交換に入ります。2位のハミルトンがタイヤ交換に入った直後にフェルスタッペンも入り、しっかりとTOPを守ります。
ただ、このピットストップでは最後まで走れない、もう一度どこかでタイヤ交換をしなければ・・・・・・、というところで、ボッタスのマシントラブルでセーフティーカーが入り、それを活かしてフェルスタッペンはタイヤ交換を祖います。
一方で、ハミルトンはコースに留まり首位を奪います。このハミルトンを、新しいタイヤを履いたフェルスタッペンが見事に追い抜きます!! 鮮やかな追い抜きでした!!
フェルスタッペンは、スタートミスや接触などからの追い抜きによる勝利はあったのですが、今回は見事な完勝でした。シーズンを通して複数の勝利を挙げてチャンピオンを取る力があることを、充分に証明して見せた好レースだったと思います。
チームメイトのアルボンも、最終盤2位を走っていました。一時期、ホンダエンジン勢で表彰台独占だったんですよね( ゚Д゚)
ハミルトンに追突されたアルボンは後退してしまうのですが、ハミルトンが謝罪していたように、非は無いようです。それだけに、残念ですねぇ。
◆ハミルトンが3位に入るものの、メルセデス勢は苦戦
苦しいレースの末、何とか3位でフィニッシュしたハミルトン。ボッタスはメカニカルトラブルによりリタイア。
ホンダとは違い、メルセデスは、高地でのレースを苦手としているようですね。
ドライバーもコンストラクターもチャンピオンが確定した後とは言え、いざレースとなると少しでも順位を上げたいというのがドライバーの性。それでも、最後の最後、アルボンとの接触は残念です・・・・・・。
ハミルトンは3位でフィニッシュしましたが、5秒のタイムペナルティが与えられました。最終的に3位を獲得したのはサインツJr.(マクラーレン)でした。
◆全世界のフェラーリファンが泣いた
2番手のスタートのベッテル(ソフトタイヤ)と、エンジン(PU)交換により14番手スタートのルクレール(ミディアムタイヤ)と、フェラーリの2台は戦略が分かれることとなりました。
それが、タイヤ交換やセーフティーカーのなんやかんやで、終盤に連なって走ることとなりました。4番手ベッテル、5番手ルクレール。
この時、ベッテルは前を走るアルボンに何度か追い抜きを仕掛けますが、果たせませんでした。少しベッテルがアルボンと距離を置いた時・・・・・・。
これは、僕がそう見えた、ということなのですが。
ベッテルの後ろを走っていた、より若いタイヤを履くルクレールがベッテルに仕掛けて追い抜きます。ベッテルは、ルクレールを警戒していたようには見えませんでした。
追い抜かれたベッテルですが、そのまま大人しく引き下がるわけではなく、むしろ怒りに燃えたかのように、荒々しくルクレールに仕掛け、追い抜きます!
この追い抜き自体は無謀というわけではないように見えました。ただ、ルクレールも黙って抜かれるはずもなく・・・・・・。この時に、ベッテルの後輪とルクレールの前輪が接触、両者リタイアとなってしまいます。
うーん・・・・・・。どっちが悪いとは言い難いのですが・・・・・・。あえて言えば、少しでも順位を上げたいと走っているドライバーを、もっとうまくチームが管理しないといけない、ですかねぇ。
ベッテルは、ハミルトンへの追突事件もありましたし、割と「カッとなりやすい」ドライバーと思いますし、ルクレールもフェルスタッペンとの一件以来、自分の位置をはっきりと主張するドライブをしますしね。
何らかのルールか指示をチームが出さないと・・・・・・、守ってくれるかどうかはわかりませんが(^-^;
◆ガスリーやった!!
ガスリー(トロロッソ・ホンダ)が2位に入りました!! これは、本当に凄いです。
最終コーナーから立ち上がってゴールラインを過ぎたとき、ガスリーの車の半車身後ろにはハミルトンの車が・・・・・・。良く2位を守りましたね!!
確かに他車のトラブルやセーフティーカーの影響は有ったものの、ガスリーは7番手とTOP3チーム以外では最上位スタートの後、安定して速かったです。チャンスを生かすことができる位置をずっと走っていたのは、ドライバーとチームの力がそれだけあったということですね。
ほんとに、高地でのホンダ勢は強いです!!
さぁ。いよいよ、次はシーズン最終戦ですね。
次戦アブダビGP決勝レースは12月1日(日)です!!