ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

【F1】2019年第21戦アブダビGP 最後はやっぱりハミルトン。完勝!!

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 みなさん、こんばんは。くにんです。

 

 一年の締めくくりの12月に入りました。仕事や勉強も、区切りに向けて忙しくなる時です。僕もここのところすごく忙しくて、更新が遅くなってしまいました。(>_<)

 

 今シーズンのF1は、21戦というとても長いシーズンだったのですが、とうとう最終戦を迎えました。

 既に、ドライバースチャンピオンシップもコンストラクターズチャンピオンシップも、チャンピオンは決定していますが、中団チームの順位争いはまだ終わっていません。各チームがF1運営団体からもらえる分配金の額は、コンストラクターズの順位で決まりますから、中団チームは最終戦まで気が抜けません。

 

 そして、ウイリアムズのクビサと、ルノーのヒュルケンベルグは、来年はF1では走らないことが決定しています。毎年、最終戦では去る者、初戦では来る者があるのが、当たり前なのですが、やはりさみしいですね。

 

 そういうわけで、最終戦アブダビGPのコースやパドックには、緊張感や寂寥感が流れています。でも、どこかに、これで終わりだっていうお祭り的な気分もあるんですよね。

 やっぱり、最終戦は独特の雰囲気があります。

 

 さて、F1 第21戦アブダビGP決勝レース結果です。 

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ja.espnf1.com

 

 

 

 

 

〇くにんメモ

 レースが終わって一週間たっていますし、今レースやそれ以外の情報も含めて、くにんの感想です。

 

 

◆ハミルトン、シーズンを締めくくる圧勝。ボッタスも最後尾から力走で4位まで浮上

 予選PPを獲得したハミルトン(メルセデス)が力強いスタートを決め、そのまま独走。特に競りかかるライバルもなく、安定した走りで優勝を飾りました。今シーズンのハミルトンは、自らが最速の立場でなくても、力強いレースを行って勝つ「強い」ドライバーでした。最終戦の行われたアブダビGPは、もともと、メルセデスが得意とするコースではありますが、シーズンの締めくくりは、やはりハミルトンが行うのがふさわしいと思わせるだけの、完璧なレースでした。

www.as-web.jp

 

  ボッタスは、PU交換のため最後尾スタートとなりましたが、4位まで浮上しました。彼はシーズン序盤と最終盤は良い走りを見せていたのですが、中盤がもったいなかったですね。来シーズンは、ハミルトンをもっと慌てさせるような走りを見たいと思います。

 なにせ、同じ車に乗っているわけですから!(*^-^*)

www.as-web.jp

 

 

 

◆フェルスタッペンしっかりと2位獲得。アルボンは6位

 予選2位からスタートしたフェルスタッペン。スタート直後で3位スタートのルクレールに抜かれました。ですが、彼とは戦略の違いもありましたし、抜くべき時にズバッと抜いて、2位でフィニッシュしました。

 レース中、PUに若干不具合があったそうですが、大事に至らなくて良かったです。

 今日はこれ以上の結果は望めなかったでしょうね。

 シーズン序盤にミスが多かったスタートも改善されたようですし、アクシデントがなければ、得られる最大のものを持って帰ってくれるという安心感があります。味方でいるうちは素晴らしく頼もしい存在です。ずっとレッドブル・ホンダのエースでいてくれればいいのですが。(*^-^*)

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 一方でアルボンは6位。TOP3の最下位ですが、今シーズンF1に昇格したルーキーで、シーズン途中にトロロッソからレッドブルに電撃移籍したことを考えれば、良く走っていると思います。

 ただ、レース中盤でのベッテルとのバトルはいただけません。ベッテルの言うとおり、彼がドアを開けてくれていなかったらクラッシュしていた、無謀なチャレンジだったと思います。

 レッドブルの「結果を出さなかったら即降格」という姿勢が、来シーズンもプレッシャーになるかもしれませんが、リタイアしたら0点ですからね。

 2年目となる来シーズンは、「コントロールされた鋭さ」をもって活躍してほしいと思います。期待しています。

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◆見せ場の無かったフェラーリ

 良い意味でも悪い意味でも、このレースのフェラーリはあまり目立ちませんでしたね。

 アルボンとベッテルのバトルでの、ベッテルの視野の広さには驚きましたが・・・・・・、他の時(ルクレールと絡んだとき等)にもそれを発揮してほしいですね(^-^;

 来シーズンも、フェラーリのドライバーは継続(のはず)ですが、今シーズンの序盤にあったような「ベッテル優先」規定はなくなるでしょうね。

 序盤でルクレールがベッテルに対してポイントリードすることがあれば、チームリーダー交代の年になるかもしれませんね。

f1-gate.com

 

 

◆ピレリもお疲れ様

 アブダビGPが終わって2019年シーズンは終了いたしました。

 でもF1はすでに来シーズンに向けて動き出しています。チームはそのままアブダビに居残り、来シーズンに向けてのテストを行っています。

 そこでは、来シーズン仕様のタイヤもテストされています。

 今シーズンの途中でも来シーズン用タイヤのテストがあったのですが、その時には各チームからあまりいい評価は得られませんでした。

 

 ピレリも大変ですよね。F1運営団体が、「レース中のタイヤ交換が2回ぐらいあった方が面白い」というから、それに合わせた耐久性を持ったタイヤを設計しているのに、ドライバーからは「タイヤを労わって走る必要がある。もっと全開でいける耐久性が欲しい」とか言われますし。

 タイヤのワーキングレンジを広くすれば、チーム間の差が出にくいと言われ、狭くすれば、特定のチームのみに適したタイヤだと言われ・・・・・・。

 

 アブダビテストで全チームの70%が「来年のタイヤより今のタイヤの方が良い」と言ったら、現行のタイヤを継続使用するそうです。でも、そもそも、今のタイヤも、メルセデスにのみ適したタイヤだから去年のタイヤに戻そう、とか言ってたような気もしますが・・・・・・。

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◆来シーズンンは「過渡期」のシーズン

 F1のレギュレーション(規則)は、2021年に大きな変更が行われます。

 F1マシンの設計は、前のシーズンが終わってから行われるのではなく、前のシーズン開幕直後ぐらいから、レース車の開発と並行して行われます。ですから、2021年の新レギュレーションに対応したマシンの開発は、来シーズンの冒頭から行われることになりますが、この並行作業は、当然大きな資金とリソースを持つチームの方が、円滑に行うことができます。

 

 2021年シーズンに走る車と来シーズンのレースを行う車は、根本的に異なるため、来シーズンの車の開発は2021年に繋がりにくいです。そこで、中小規模のチームは、早々に来シーズンの車の開発を中止して、2021年の車の開発にシフトするのではないかと思います。

 ですから、来シーズンの戦力図は、今シーズンとは大して変わらず、資金とリソースの大きいTOP3チームとそれ以外のチームとの差は、今年よりも広がるのではないか、と予想します。

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◆シーズンオフもF1は楽しい

 レースこそないものの、F1関係の情報はシーズンオフにもいろいろと入ってきます。それを基に、「来シーズンはどうなるかな」と想像を膨らませるのも、ファンの楽しみの一つですね。

 早く、来シーズンの新車を見てみたいです(*^-^*)

 

 

 今シーズンも、くにんのF1感想記事にお付き合いいただきありがとうございました。シーズンオフも、ちょこちょこと書きたいと思います。

 また来シーズンも、ご一緒にF1を楽しめれば、とても嬉しいです!!