みなさん、明けましておめでとうございます。くにんです。
正月休みも終わり、新年が本格的に始まりましたね。僕の正月は、たくさん作ったお節と雑煮を食べつつ、未読のまま積んでいた漫画を読み、さらに創作をするという、非常に有意義なものでした。(笑)
お節と雑煮が無くなって初めて作った晩御飯は・・・・・・餃子でした。好きなんですけど、作るのにそれなりに時間がかかるため、こういうお休みの時にしか作れません。(^-^; ちなみに、神戸バージョンで味噌ダレでいただきました。
劇団FUKKEN第3回公演「Black Berry」(作・演出 腹筋善之助)
を、観に行きました! の4回目です。
これまでの記事はこちら
今回は、「くにんがこれまで見た演劇で一番好きな作品」です。
小説や映画と同じように、演劇も出会いです。人によって見方も異なりますし、同じ人でも、見るタイミングによって印象が異なってきます。あくまでも、くにんの個人的な感想でございます。
さて、僕が誰かに「今まで見た演劇で一番好きな作品は何?」と聞かれた場合、迷うことなく上げる作品があります。
西田シャトナー東京冒険劇団『ジャム』(作・演出:西田シャトナー)(1996年)
です。
西田シャトナーさんは、劇団惑星ピスタチオで作・演出をなさっていた方です。本作は、シャトナーさんが新たな才能を育てるために一年限りという条件を付けて立ち上げた劇団により上演されました。
惑星ピスタチオでも見られた、演者さんの身体だけを使って全てを表現するパワーマイムを駆使して、遠い過去からはるかな未来までを描く、SFファンタジーです。笑えます。熱いです。そして、心が震えます。
実は、本作は、数年後に再演されています。
LOVE THE WORLD『ジャム』(作・演出:西田シャトナー)(2002年)
この「LOVE THE WORLD」は、劇団惑星ピスタチオが解散した後に、シャトナーさんが主催していた劇団です。
もちろん、こちらの「ジャム」も観ましたが・・・・・・、僕は初演の方が好きでした。初見ゆえの衝撃というものもあるのでしょうが、初演の演者さん、特に主人公のパートナーが良かったです。初演の「西田シャトナー東京冒険劇団」は一年限りの劇団ですから、技術がどうこうという点で見れば違った意見もあるのかも知れませんが、一年限りゆえの迫力や意慾が、舞台からものすごく感じられました。
「ジャム」ですが、シナリオが、また、良いのです。
人間の表面的な行動を細かにとらえるところから主題に結びつける演劇もありますが、本作はもっと壮大でSF的な場面設定から、笑いを交えつつ、時間、存在などの「本質」へ、観客を連れて行く作品です。僕が創作するときのテーマと同じということもありますし、作品世界へどんどんと引き込まれて行きます。
でも残念ながら、演劇の場合は映画と違って、レンタルや配信で過去作を観ることは叶いません。
ひょっとしたらこの記事で、「ジャム」に興味をもっていただいた方もいらっしゃるかと思うと、残念でなりません。
「くにん・・・・・・」
「あ、シャトナー先生」
「諦めたら、そこで公演終了だよ」
「先生、俺、ジャムが観たいです・・・・・・」
そうです!
諦めてはいけません!!
実は、「ジャム」の再演があるのです!!
おうさか学生演劇祭プロデュース公演第3弾
『ジャム』(脚本:西田シャトナー 演出:東 洋)
2020年9月25日(金)から28日(月)
会場:近鉄アート館(あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)
おおぅ・・・・・・( ゚Д゚)
あの名作を再び観ることが叶うとは! それも、関西で!!
行きます、絶対に見に行きます。行かせてください。
僕にとっての今年の夏の最大のイベントは、オリパラではありません。
『ジャム』
です。
演出がシャトナーさんでないのも、この際「どのように変わっているか楽しみ」と、ポジティブシンキングしちゃいます。(^-^;
皆さんも、この機会に演劇鑑賞デビューされてはいかがでしょうか!
あ、あと、演者のオーディションもあるようですよ(プロアマ問わずだそうです) 僕は残念ながら年齢制限に引っかかってダメなんですが(^-^;
いやぁ、楽しみです!(*^-^*)