みなさん、こんばんは。
くにんです。
今年のイカナゴ漁、早々に終わってしまいました!!
神戸新聞NEXTによると、「播磨灘でイカナゴのシンコ(稚魚)漁を行う業者は、今期の漁を6日で終えると決めた」そうです。
大阪湾での漁は、既に3日で終了しています。
2月29日に始まった今年のイカナゴシーズンは、あっという間に過ぎ去ってしまいましたね。
昨年も不漁でしたが今年も酷かった。先日(4日)の昼過ぎに近所のスーパーでイカナゴを見かけましたが、「1キロ4980円」でした! 高すぎます。豊漁の時は1キロ1000円しないのに!
不漁で数が少ないのに昼過ぎまでイカナゴが残っていたのは、あまりに値段が高くて、皆さん購入するのに手が伸びなかったのではないかと思います。
もちろん、僕も手が出ず・・・( ;∀;)
神戸市や明石市を中心とする一帯では、春先にイカナゴのシンコ(稚魚)を各家庭で炊いて、「イカナゴのくぎ煮」を作る習慣があります。佃煮みたいなものです。
季節になると、魚屋の前にはイカナゴが港から運ばれてくるのを待つ列ができ、家々からはイカナゴを炊く甘辛い香りが流れてくるのです。
でも、ここ何年か不漁続きなんですよね。
昨年は例年にないほど酷かったのですが、今年も酷いです。
「海があまりにもきれいになりすぎたことも、この不漁の一因ではないか」とする考えもあるそうです。
日本経済新聞によると、兵庫県はプランクトンの生育に必要な栄養分を補うため、県内3か所の下水処理場の排水基準を緩めたそうです。
『工業廃水や家庭排水による富栄養化は悪。それによって赤潮が発生したりして、海の環境破壊、漁業への悪影響につながる。』
我々、昭和生まれで「TVのチャンネル回して」や「ビデオに録画した」と口走る世代は、そのように学校で教えられたのですが、時代も変わるものですねぇ。
なんにせよ、来年こそはイカナゴが豊漁になりますようにと、願っております(^^)/
(TOPの画像は、2018年に僕が炊いたくぎ煮です)