ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

【F1】第4戦イギリスGP ハミルトンが勝利の女神と幸運の女神を引き寄せる

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 みなさん、こんばんは。くにんです。

 

 長く続いた梅雨がようやく開けました。

 コロナ禍がなければ、いまごろは東京オリンピックだったんですね。なんだか、まったく別の物語に進んでしまったような感じです・・・・・・。

 

 さて、F1は第4戦イギリスGP。2回目の3連戦の初戦です。

 

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ja.espnf1.com

 

 

 

〇くにんメモ

◆勝利の女神だけでなく、幸運の女神にも愛されているハミルトン

 今年はメルセデスだけが突出して速く、他のドライバーから「彼らは別リーグにいる」とまで言われるほどです。

 予選でフロントローを独占したメルセデスの2台が、決勝レースでもハミルトンとボッタスの順に1-2態勢を築きます。3番手はフェルスタッペンだったのですが、メルセデス勢とは明らかにペースが異なりました。完全にメルセデスの2台がレースをコントロールしていました。

 ところが最終盤、ゴールまであと2週というところで2番手のボッタスの左フロントタイヤがパンク! ボッタスはなんとかピットまでたどり着き、タイヤ交換してレースに復帰しますが、フェルスタッペン他に抜かれて大きく順位を落とします。

 

 そして、ファイナルラップ。なんと、首位を走っていたハミルトンも、左フロントタイヤがパンク! 

「これは、フェルスタッペンが優勝か!」

 ところが、フェルスタッペンは、ボッタスのパンクを見て、タイヤ交換の為にピットストップしていたのです。猛然と追い上げるフェルスタッペンでしたが、ハミルトンは三輪走行のままフィニッシュ!

 

 ハミルトンとボッタス。どちらの左フロントタイヤにも、最終盤にパンクが発生しました。でも、違ったのはそのタイミング。ラスト2週のところで発生したボッタスとファイナルラップで発生したハミルトン。

 それぞれのタイヤマネジメント能力や走っていた位置(一般的に他車の後ろを走るのは、タイヤに良くない影響を与える)に違いはあるのですが、ハミルトンが勝利の女神だけでなく、幸運の女神にも愛されているのだと、改めて思ってしまいました。

www.as-web.jp

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◆「幸運だけど不運」のフェルスタッペン。仕方ないと思います。

 最初の3連戦でメルセデスとの力の差をまざまざと見せつけられたレッドブル。いくつかの開発パーツを投入して、イギリスGPが開催されるシルバーストーンに臨みました。

 もともとシルバーストーンは高速寄りのサーキットなので、僕は「レッドブルが不利。ひょっとしたら、レーシングポイントの大躍進に食われることもあるかも」と考えていましたが、開発パーツがうまく機能したようで、フェルスタッペンは予選でメルセデスの次の座を占めることができました。

 

 決勝レースでも、メルセデスにはチャレンジ出来ないものの、後続からの追い上げも受けない、安定したレース展開となりました。

 フェルスタッペンは、無線でピットスタッフに向けて「ドリンクを飲むのを忘れるなよ」とジョークを飛ばすほど(通常はピットスタッフがドライバーに注意するのです)、余裕がありました。

 

 最後の最後、ボッタスがパンクしたのを見たレッドブルは、フェルスタッペンをピットに呼び戻してタイヤ交換をしました。

 レースに「タラ・レバ」は禁物ですが、もしこの時にピットインを選択せずにいたとしたら・・・・・・。ハミルトンのパンクに乗じて、フェルスタッペンが優勝していたかもしれません。

 でも・・・・・・。

 パンクしたボッタスとフェルスタッペンのタイヤの履歴は同じでしたしねぇ。ボッタスと同じようにパンクに見舞われるリスクも大きかったと思われます。それに、フェルスタッペンの後ろには大きな空間があったので、タイヤ交換をして、ファーステストラップのポイントを取りに行くタイミングでもありました。

 そもそも、ハミルトンがファイナルラップにパンクするなど、誰にもわかりませんしね。

「勝利を得るためにギャンブルすべきだった」とのご意見もあるかとは思いますが、僕はあのタイミングでのあの判断は、間違いではなかったと思います。

jp.motorsport.com

 

f1-gate.com

 

 

◆セルジオ・ペレス、新型コロナ陽性で欠場

 とうとうF1ドライバーにも新型コロナウイルス陽性者が現れてしまいました。レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスです。

 不幸中の幸いだったのは、前戦とのインターバルの間に感染が判明したこと。

 他のチームスタッフには感染が広がっていないようですし、代わりのドライバー(ニコ・ヒュルケンベルグ!)を手配する時間もありました。

 強靭な体を持つアスリートであるF1ドライバーですから、重症化することはないと信じております。今シーズン好調のレーシング・ポイントだけに、ペレスには早く帰ってきて上位を脅かしてほしいです。

f1-gate.com

 

 

◆次のレースもシルバーストーンで開催。しかも・・・・・・。

 今回のレースではメルセデスの2台の他にも、パンクがした車が見られました。デブリが原因という話もありますし、一概にタイヤだけを理由にはできないのかもしれませんが、次のレースも同じシルバーストーンで開催されます。しかも、タイヤが今回より一段階柔らかくなります。

 気温条件も異なるでしょうが、マルチストップ必須のレースになりそうですね!

www.as-web.jp