みなさん、こんばんは。くにんです。
新型コロナの影響で異例のスケジュールとなった今年のF1も、いよいよ最終戦を迎えました。
新型コロナの陽性反応が出たため前戦を欠場したハミルトンは、最終戦となる本GPに出場できるか心配されていましたが、直前の検査で陰性が確認されたことから、出場することができました。
2020年第17戦アブダビGP
〇くにんメモ
◆レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、完全にメルセデス勢を押さえて優勝
予選ではメルセデス勢を押さえて、フェルスタッペンがPPを獲得。
決勝レースでもスタートを上手く決めて、一週目を首位で戻ってきた後は、フェルスタッペンが完全にレースを支配していました。メルセデス勢からプレッシャーをかけられることもなく、完勝でした。
メルセデス勢は早々にチャンピオンシップ獲得を決めたので、今年の車の開発は停止して、力を来年に向けています。それに加えて、今回のレースではPUの信頼性に不安があったので、出力をわずかに落としていたとのことです。
とはいえ、レッドブル・ホンダとしてみれば、最終戦を勝ってシーズンを終わるというのは気持ち的にも良いものですし、メルセデスの車に追いつけないまま終わるよりも追いついて終わる方が、絶対に良いです。それに、今年から来年にかけては、開発に制限がかかっていますから、例年よりも「追いついて終わる」ことは重要です。
「来年は、今年よりも接戦の優勝争いが見られるるかも」と思わせてくれた、最終戦でした。
◆コロナ禍の中、2020年シーズンは無事に終了
思い返せば、今年のカレンダーでは開幕戦はオーストラリアでした。
それが、F1サーカスの面々がオーストラリアに入ってから、プログラムが始まる直前に「延期」(その後「中止」)になりました。
結局、開幕戦となったのは7月のオーストリアGP。その後も、新型コロナの影響が少ない国を中心として、同一コースで2レースを行ったり、三連戦を何度も行ったりの苦しいスケジュールでした。
スタッフやドライバーの中にも、新型コロナに感染する方がいくらか出たものの、困難な状況の中で、よく開催できたものだと思います。これは、関係の方々の大変な努力があってのことで、一ファンとして大変感謝しております。
また、イレギュラーなスケジュールとなったために、懐かしのコースや新しいコースでの開催もあって、とても興味深かったです。新型コロナとは関係なく、また、このような機会があれば嬉しいですね。
◆2021年シーズン、角田がアルファ・タウリからF1デビュー。レッドブルは、フェルスタッペンの相棒にペレスを選択
さて、来シーズンです。久しぶりの日本人ドライバーとして、角田がアルファ・タウリから参戦します。今年のアルファ・タウリは、ガスリーが優勝を勝ち取るなど、チーム創設以来最高の戦闘力を見せていました。角田が乗る来年も、毎レース中団でポイント争いをしてほしいです。
レッドブルは、フェルスタッペンの相棒として、今年レーシング・ポイントから参戦していたペレスが走ると発表しました。アルボンはテスト&リザーブドライバーになります。
前戦サクヒールGPで初優勝を飾ったペレスの実力は、疑いのないものです。来年は複数回の優勝もあり得ます。また、一年契約とのことなので、角田が一年目からアルファ・タウリで活躍すれば、早々にレッドブルに昇格する機会が来るかも、などと夢も膨らみます。
◆2021年シーズンは過去最多の23戦を予定
現在発表されている来年のスケージュールでは、過去最多の23戦が予定されています。
まずは、新型コロナの影響が来年どの程度残っているかが心配ですねぇ。それに未定の所がいくつかあるので、最終的にこのスケジュールのとおり行われるのかは、まだまだわかりません。