みなさん、こんばんは。くにんです。
ロシアGPの感想を書こうと思いながら、リアルライフが忙しくて、なかなか手につかないでおりました。そこへ飛び込んできた大きなニュース。
「ホンダが、2021年限りでF1から撤退」
なかなか今後のホンダの動向が発表されなかったので、もしやとは思っていましたが・・・・・・。
この件はあとで触れるとして、まずは第10戦ロシアGPについです。。
〇くにんメモ
◆ロシアGPで僕がもっとも興奮したのは予選Q2
冬季オリンピックが行われたソチで開催されたロシアGP、予選ではコースリミットを超える車が多く、計測後にタイムが取り消されるシーンがいくつもありました。
予選Q2では、ハミルトンが1回目の計測ラップでコースリミットを超えて、タイムを取り消されました。実力的には間違いなくQ2を突破できるハミルトンですから、それほど深刻には考えていなかったのですが、2回目の計測ラップの途中でベッテルのクラッシュにより赤旗中断となってしまいます。他のドライバーは1回目のラップでタイムを出していますから、このままではハミルトンはノータイムでQ2敗退となってしまいます。
Q2再開からタイムリミットまでの時間は、あと1回計測ラップをできるかどうかギリギリでした。各マシンはセッション再開前からピットロードに並んで時を待っていました。でも一番追い詰められているはずのハミルトンはガレージの中にいる・・・・・・。
不思議に思っている中でセッションが再開。ハミルトンもようやくガレージからコースに出ますが、計測ラップに入れるかどうか微妙です。僕は本当に緊張しながら見守っていました。
でも、やっぱりチャンピオンは持っていました。文字通り最後の1秒で計測ラップに入れたハミルトンは、無事にQ2を突破し、PPを獲得しました。この時の画像を見ましたが、本当にあと1秒遅かったらアウトでしたね・・・・・・。
チームのコメントによると、メルセデスPUは自力で始動できないため、ピットレーンに並んでエンジンを切って待つということができなかったそうです。では、エンジンをかけたまま止まって待っていればいいかというと、それにはオーバーヒートの危険があります。走行してラジエーターに風を取り込んでクーリングするように設計されていますから・・・・・・。
実際に、メルセデスPUを積んでいるレーシングポイントのストロールは、ピットレーンにエンジンをかけたままで並んでいたところ、オーバーヒートの恐れが出てしまい、それ以上セッションに参加できなくなってしまいました。
他のPUは、MGU-Kを使ってPUを始動できるみたいですね。昔のF1エンジンは、マシン後部からスターターを差し入れて始動していましたが・・・・・・。一度走り出したら再始動の機構は不必要なので、現在のPUでも外してしまっていると思っていました。(重いだけなので)(#^.^#) www.as-web.jp
◆ハミルトン、ペナルティに泣く。
決勝レース前のレコノサンスラップで、ハミルトンが「不適切な場所でのスタート練習」、「レコノサンスラップを一定の速度で走らなかった」という二つの違反を起こしたとして、合計10秒のタイムペナルティが課されました。
結果的にこれが響いて、ハミルトンは力走及ばず3位。ボッタスが優勝、フェルスタッペンが2位でした。
ハミルトンが怒っていたように、今シーズンも独往状態にあるハミルトンに厳しい目が向けられている(レースに紛れを生じさせて盛り上げようと・・・・・・)ということも、実際にはあるような気もします。とはいえ、違反は違反。ハミルトンとメルセデス側も不注意であったと言わざるを得ません。
ところで、ペナルティと言えば、ストロールに絡んだルクレールは審議にすらなっていないような気がしますが、良いんですかね・・・・・・。(;一_一)
◆ホンダ、2021年限りでF1から撤退
10月2日(金)に、表題の件についてホンダから発表がありました。「自動車業界の一大転換期の中で、カーボンニュートラル化の実現に注力するため」という理由だそうです。
個人的な感想ですが、やはり残念ですねぇ。レッドブルとのマッチングも上手くいって、ようやくこれから(2022年以降にはなりますが)、チャンピオン獲得に挑戦というところでしたし・・・・・・。
「F1というレース界の最高峰の場で活躍して、そこで高めたブランドイメージで車を売る」、そのような図式が当てはまらない時代になってきているのかなとも思います。少なくとも、日本では車から「憧れ」という要素が薄れて久しいような気もしますし・・・・・・。
「カーボンニュートラル化したエコな車」、あるいは、自分で運転すらしない単なる「移動手段」と「F1」は、直接的には結び付かないと判断されたのでしょうかねぇ。
◆レッドブルは、角田は・・・・・・
ホンダPUを搭載していたレッドブルとアルファ・タウリはどうなるんでしょう。2021年はホンダを積むとして、2022年は・・・・・・、やっぱりルノー? でも、ホンダにスイッチするときに半ば喧嘩別れしたような形になっていますし、ルノーはワークスチームを持っていますから、ホンダとの間にあるような密な関係は期待できそうにないです。
とはいえ、メルセデスやフェラーリが直接のライバルにPUを出すとも考えにくいですし、現在のPU供給チーム数から考えても、運営団体からルノーに指示が出ればルノーも拒めないでしょうし・・・・・・、やっぱり、ルノーになるんですかねぇ。
そうなると、契約に「ワークスPUを積む」という条項があると噂されているフェルスタッペンの動向にも影響がありそうですね。
ホンダとレッドブルの育成ドライバーである角田も、影響を受けそうです。実力が認められるのはもちろん必要なのですが、それにPUメーカーやスポンサーの後ろ盾があればF1シートを獲得する助けになります。角田はホンダのPUを積んでいるアルファ・タウリに来年乗るのではと言われていましたが、ホンダとの未来図を描けなくなっても、レッドブル育成ドライバーとして乗せてくれるでしょうか・・・・・・。
ホンダ撤退、色々なところに大きな影響が出そうです。