ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

【F1】2020年第12戦ポルトガルGP ハミルトンが優勝。最多勝利記録を更新!

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 みなさん、こんばんは。くにんです。

 

 今年も、残すところ約2か月になりました。

 例年であれば11月中にシーズンが終了するF1ですが、今年は新型コロナの影響で例年とは異なるスケジュールで進行しているため、12月まで続きます。

 

 今回レースが行われたのは、ポルトガルのアルガルヴェ・サーキット。僕はポルトガルGPが行われるコースというとエストリルが思い浮かぶのですが、こちらでF1のレースが行われるのは今回が初めてとのことでした。

 新しいコースでのレースはすごく楽しみですが、エストリルはなんで駄目だったんでしょうね(;^ω^)

 

 

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www.as-web.jp

 

 

 

 

 

〇くにんメモ

◆やっぱりハミルトン! 最多勝利記録となる92勝目を挙げる。

 フロントローはいつもの通りハミルトン、ボッタスのメルセデス勢が占めましたが、この2台はミディアムタイヤでのスタートでした。

 路面温度が低かったせいでしょうか、ソフトタイヤを履いてスタート直後から良いペースを見せていたマクラーレンのサインツJr.が、2週目にトップに立ちました。

 

 メルセデス勢とレッドブル勢(実質フェルスタッペンだけですが(;一_一))以外の車が、タイヤ交換のタイミングでの「名目上」ではなく、実質的にトップを走ったのは久しぶりのような気がします。

 流石にミディアムタイヤが機能してきた6週目以降に、サインツJr.はメルセデス勢やフェルスタッペンに交わされてしまいますが、良い走りで楽しませてもらいました。結果的にも6位入賞ですし、グッジョブです!

jp.motorsport.com

 

 各マシンが実力通りの力を発揮しだすと、首位を争うのはメルセデスの2台に限られてしまいます。数週の間はボッタスが首位を走っていたのですが、ハミルトンはその後ろでじっくりとチャンスを窺っていました。そして、チャンスをとらえて一気にボッタスを抜き去ると、見る見るうちに彼との間に十分なマージンを気付いてしまいます。

 当然のことながら、チャンピオンチームに籍を置くボッタスも一流のドライバーなのですが、ハミルトンは超一流のレジェンドドライバー。格の違いを感じました。

 これでハミルトンは、シューマッハの持つ最多勝記録を更新する92勝目を挙げました。最終盤で右足が攣ったそうですが、それでも優勝してしまうんだから、本当にすごいですね。

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 この記録、どこまで伸びるんでしょうねぇ。まだ契約更新は発表されてないですが、来シーズンもハミルトンはメルセデスに乗ることが濃厚とされていますし、来シーズンは今年とほとんどレギュレーションが変わりませんから、チーム間の戦力図もあまり変わらないでしょうし、相方もボッタスで不変ですし。100勝の大台に乗りそうですね!

 

 

 

 

◆排水溝が! 予選前のトラブルにびっくり

 土曜日に予選を観ようとしてTVをつけたところ、コース上がいつもとは違った様子でした。なんと、予選直前の練習走行の際にコース脇の排水溝の蓋が壊れて、その修理の為にスケジュールが遅れているとのことでした。

 現行のF1マシンは、車体と地面との間に速い空気の流れを作って、その流れに引き寄せられることで車体が地面に押し付けられるように設計されています。これは地面側が動かないから成り立つわけで、地面側に設置されている排水溝の蓋やマンホールの蓋の固定が十分でなければ、これも空気の流れに吸い寄せられ・・・・・壊れて飛んでしまいます。

 

 以前にも、排水溝やマンホールの蓋の固定が十分でなくて、その上を走っていた車に深刻なダメージを与えたことがありました。

 でも、今回驚いたのは、「蓋」ではなくて「排水溝そのもの」が壊れたとのこと。排水溝というと「U」字型のコンクリートブロックを並べてセメントで固定するものを思い浮かべますが、こういう構造だったとすると、蓋が固定されたコンクリートブロックそのものが、浮き上がる力に耐えられずに壊れたんですね。

 

 ははぁ、なるほど。でも、今回は深刻な被害は出ずなによりでしたが、今後これを事前に検査するのは大変でしょうねぇ。全部の蓋を強い力で引っ張って、壊れないかどうか確かめないといけないですもんねぇ。

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◆ホンダ撤退で、レッドブルとアルファ・タウリのPU(エンジン)はどうなる?

 来シーズン限りでホンダがF1から撤退するとの発表がありました。

 現在ホンダのPU(エンジン)を使用しているのは、レッドブルと、姉妹チームであるアルファ・タウリの2チームで、この2チームは新しいPU供給元を探さないといけません。

 

 2021年シーズン一杯はホンダがPUを供給してくれるものの、2022年のマシン設計は2021年シーズンが終わってから始まるわけではないですから、早々に供給元を決めないといけません。PUによってサイズやら補器の位置やらが異なりますから。

 現在の最強PUはメルセデスPUなのですが、メルセデスは来シーズンから4チーム(メルセデス、レーシング・ポイント(アストンマーチンへ改名予定)、マクラーレン、ウイリアムズ)に供給予定で余裕が無く、そもそもライバルのレッドブルに最強PUを提供するメリットもありません。フェラーリPUは3チーム(フェラーリ、ハース、アルファ・ロメオ)への供給ですが、現状もっとも非力なPUと言われています。

 

 そうすると残るのは、ルノーPU。こちらは、来シーズンからアルピーヌと改称予定のルノー1チームのみへの供給なので、チームから要請があればもっとも供給先が少ないPU供給者が応えなければならないというルールから、レッドブル側からリクエストすれば、供給を受けることができます。

 でも、ホンダPUにスイッチする前は、レッドブルはルノーPUを積んでいて、かなり派手に張り合った挙句の喧嘩別れをしたんですよね。

 

 お互いにプロだし、ルール上定められているし、どうしてもということになれば、ルノーPUを積むことになるんでしょうが、レッドブル側は出来ればそれを避けたいようです。

 その為に考えられているのが、ホンダのPUに関する知的財産をレッドブルが引き継いで、自社あるいは第三者がそれを開発するというもの。

 

 でも、開発と言っても、PUメーカーが行うそれと同じと言う訳にはいきません。2022年シーズンスタートでは他のPUと同等の性能であったとしても、他のPUメーカーがどんどんと開発を進めていけば、相対的に旧ホンダPUの力は劣るものになってしまいます。

 そこでレッドブル側が主張しているのが、2022年からのPU開発凍結です。つまり、2022年シーズン初めのPU勢力図で固定してしまおうというものです。この考えには、現在最強PUを持つメルセデスが賛成し、最弱(失礼)PUと言われるフェラーリが反対しています。それはそうでしょうねぇ。(;一_一)

 

 フェラーリはF1では特別な存在で、ルールの改定などに「拒否権」を持つといわれていますが、この案件にも「拒否権」は使われるのでしょうか。

 レッドブル側はこのアイデアが認められないと、2チームが2022年シーズンから徹底することもあり得るとしていますが、どうなるんでしょうねぇ。

 

f1-gate.com

 

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