みなさん、こんばんは。くにんです。
今シーズンのコンストラクターズとドライバーズのWタイトルを獲得しているメルセデスのハミルトンが、新型コロナウイルスの陽性反応が出たために、このサクヒールGPは欠場となります。
ハミルトンに替わってメルセデスに乗ることになったのは、現在ウイリアムズからレースに出場している若手のジョージ・ラッセル。彼の走りに注目が集まりました。
F1 2020年第16戦サクヒールGP
くにんメモ
◆輝きを放ったラッセル。チームのミスに沈む
現在チームとしては最下位のウイリアムズから、いきなり首位のメルセデスに乗ることとなったラッセルでしたが、練習走行や予選では同じメルセデスに乗るボッタスとそん色ない走りができていました。
そして迎えた決勝レースでは、なんと首位を快走します!
ところが、初優勝を半ば手中にしていたその時、念のためのタイヤ交換で入ったピットで、間違ったタイヤを取り付けられるというミスに会います。仕方なくもう一度タイヤ交換を行い正しいタイヤでコースに戻った時には、首位から転落していました。
こうなったら、自力で首位を奪い返すまでと、怒涛の追い上げを見せたのもつかの間、今度は「後輪がパンクしている」との無線が入り、さらなるピットストップを強いられてしまいます。
結果的に、ラッセルは9位に終わりました。
非常に残念なレース結果になってしまいましたが、ラッセルは自分の持つ能力を十分にアピールできたと思います。ハミルトンなりボッタスなりが、メルセデスチームから出ることがあれば、間違いなく選択肢の一番上にあげられるのではないでしょうか。
◆レースはペレスが初優勝。ようやく巡ってきた勝利、おめでとう!
レースは、レーシング・ポイントのペレスが優勝しました。キャリア10年目の初優勝とのことです。
ペレスって、ザウバーで小林可夢偉の同僚としてデビューしたんですよね。当初からタイヤの管理がうまいドライバーで、とんでもないロングランを成功させて上位入賞をしていたような記憶があります。
その後マクラーレンに移籍した時に、うまくチームになじめなかったのでしょうか、実力が発揮できなかったのが、残念でした。
このレースでは、1週目にルクレールにぶつけられて最後尾にまで落ちますが、そこから事実上の1ストップ作戦に切り替え、うまくタイヤを管理して優勝をつかみ取りました。メルセデスのミスもありましたが、ペレスの最後尾からのリカバリーは、彼の実力ですね!
来年の去就がまだ決まっていないのですが、彼がレッドブルに乗れば、とても強力なドライバーラインナップになると思います。
◆角田、F2ドライバーズランキング3位確定。スーパーライセンス獲得しF1へ
ホンダとレッドブルの育成ドライバーである角田は、今期のF2をランキング3位で終えました。これで、F1を走るために必要なスーパーライセンス発給の条件を満たしたことになるので、来年はF1に昇格し、アルファ・タウリから走ることが確実視されています。
久しぶりの日本人F1ドライバー、彼の活躍が楽しみです。(#^.^#)
◆ハミルトン、最終戦アブダビGPは復帰。ラッセルはウイリアムズに戻る
新型コロナ陽性反応が出たためにサクヒールGPを欠場したハミルトンですが、その後の検査で陰性となったことが確認できたので、最終戦アブダビGPはレースに復帰するとのことです。
個人的には、もう、チャンピオンシップ争いは終わってますし、サクヒールGPがあんな結果だったので、ラッセルにもう一レース、メルセデスに乗せてあげたかったなぁ、と思いますが・・・(;^ω^)。
何はともあれ、ハミルトン、体調が回復して良かったですね!