みなさん、こんばんは。くにんです。
第6戦モナコグランプリは5月26に終わっていました。(^-^; ずっと、手を取られていた掌編小説がようやく書きあがったので、F1記事を投稿します!
よろしければ、こちらもどうぞ(*^-^*)
モナコGPの最大の特徴は、モナコ市街地をコースとするために「抜けない」ことです。よっぽどの速度差が2台の車の間にあったとしても、前の車を抜くことは非常に困難です。そのため、予選で少しでも良いスタートポジションを獲得することが大事です。
しかし、メルセデスを追いかける立場のフェラーリに、信じられないミスが発生します。「予選一回目(Q1)はこれぐらいのタイムで通過できるだろう」との計算があまりに楽観的で、ルクレールがまさかのQ1敗退となってしまいました。他のコースならいざ知らず、よりによってこの「抜けないモナコ」で・・・。しかも、ルクレールはモナコ人ドライバーで、母国グランプリなのに・・・。
なお、予選はPPハミルトン2番手ボッタスと、予想通りのメルセデス1-2でした。
F1 第6戦モナコGP決勝レース結果です。
順位 ドライバー チーム(パワーユニット)
1 ルイス ハミルトン Mercedes (Mercedes)
2 セバスチャン ベッテル Ferrari (Ferrari)
3 バルテリ ボッタス Mercedes (Mercedes)
4 マックス フェルスタッペン Red Bull (Honda)
5 ピエール ガスリー Red Bull (Honda)
6 カルロス サインツ Jr. McLaren (Renault)
7 ダニール クビアト Toro Rosso (Honda)
8 アレクサンダー アルボン Toro Rosso (Honda)
9 ダニエル リカルド Renault (Renault)
10 ロマン グロージャン Haas (Ferrari)
11 ランド ノリス McLaren (Renault)
12 セルジオ ペレス Racing Point (Mercedes)
13 ニコ ヒュルケンベルグ Renault (Renault)
14 ケビン マグヌッセン Haas (Ferrari)
15 ジョージ ラッセル Williams (Mercedes)
16 ランス ストロール Racing Point (Mercedes)
17 キミ ライコネン Alfa Romeo (Ferrari)
18 ロバート クビサ Williams (Mercedes)
19 アントニオ ジョビナッツィ Alfa Romeo (Ferrari)
dnf シャルル ルクレール Ferrari (Ferrari)
〇くにんメモ
モナコGPは抜けないコースです。レース中の順位変動はほとんど期待できないので、いつもよりもさらにスタートが重要となります。そのため、スタート直後に大きな混乱が起きることもあります。しかし、今回のスタートでは大きな混乱は見られませんでした。
順調に周回を重ねる各車。そんな中で、チームのミスで後方スタートとなってしまったフェラーリのルクレールが、とてもアグレッシブに前の車を抜きにかかります。
「普通に走ってもポイントには届かない。無理を承知でのチャレンジで、ぶつかったらごめんなさいという走りだなぁ」と思いました。
チャレンジが奏功して幾つか順位を上げたものの、やはり、長くは続きませんでした。ガードレールに接触した結果右後輪がパンク。ピットに戻ろうとする間にそれがどんどんと酷くなって、マシンのフロアも壊してしまいました。このルクレールの車から巻き散らかされたデブリをかたずけるためにセーフティーカーが導入されます。このタイミングで上位の各車はタイヤ交換のためにピットへ向かいました。
ここで、ポイントが二つ。
首位のハミルトン。ハミルトンはミディアムタイヤに交換するのですが、レッドブルやフェラーリはハードタイヤに交換しました。結果的にはハードタイヤが正解で、この後ハミルトンはレース終了までどうやってこのミディアムタイヤを持たせようか、悩み続けることになります。とはいえ、それでも何とか持たせてしまうところが、流石ハミルトンですし、遅い車でも首位を守ることが出来たのは、モナコというコースの特性によるものが大きかったのでした。
ボッタスとフェルスタッペン。
2位ボッタスと3位フェルスタッペンはほぼ同時にピットインしました。コース上ではまず抜けないので、このピット作業で抜きたいと思ったレッドブルは素早いタイヤ交換でフェルスタッペンをコースへ送りました・・・・・。そこへ、ちょっとタイヤ交換に手間取ったボッタスが・・・・・・。2台はピットレーンで並走しますが、フェルスタッペンがボッタスを壁に押し付ける形になってしまい、前には出たものの、5秒加算ペナルティがついてしまいました。ボッタスはタイヤがパンクしたため、もう一度ピットに入らねばなりませんでした。
フェルスタッペンとしてはボッタスが見えなかったんですよね。チームが「出ろ」というタイミングで出ただけで。一方、ボッタスにしても絶対に引くことはできない場面ですし。大きな事故にはなりませんでしたが、安全という意味ではレッドブルチームが少しフェルスタッペンを出すのを遅らせるべき場面でした。でも、一秒でも早く走って、少しでも順位を上げたいわけで・・・難しいところですね。
終盤は、ミディアムタイヤをなんとかゴールまでもたそうと苦労して走るハミルトンを、5秒タイムペナルティがあるので、何とか追い抜いてタイムを稼ぎたいフェルスタッペンが、何度も仕掛ける場面が見られたのですが、そこはモナコ。結局、最後まで追い抜くことは叶いませんでした。
最終的な順位は、優勝ハミルトン(メルセデス)、2位ベッテル(フェラーリ)、3位ボッタス(メルセデス)でした。フェルスタッペン(レッドブル)はタイムペナルティの為、4位でした。なお、このレースでホンダエンジンを使用するドライバー4名全てが入賞いたしました!
メルセデスは強いですねぇ。ほんと。
フェラーリはあんまり勝てないので、エースのベッテルには今シーズンで引退かという噂まで出ています・・・。契約は来年まであるんですけどね。勝てないとこういう噂も(>_<)
ここまで、ベッテル優先のチームオーダーには従っていたルクレールですが、今回のチームのミスには相当頭に来たようで、早くもフェラーリから離脱の噂が・・・。フェラーリは2名のドライバー各々にこんな噂が出るほどひどい状況ということですね。
超低速コースのモナコでしたが、次戦はカナダGP。エンジン性能が反映されるサーキットです。今シーズンはフェラーリエンジンが最強と言われていたので、ここでフェラーリが一矢報いるか、なのですが、当然メルセデスはここにエンジンのアップグレードを持ってきます。
フェラーリは、カナダでのアップグレードを前倒しで投入済なんですよね・・・。
もし、カナダでもメルセデスが勝つようなら(十分考えられることですが)、フェラーリは打つ手なしですねぇ。前(メルセデス)よりも、後ろ(レッドブル)と戦うシーズンになるかもです。
次戦カナダGP決勝レースは、時差があるため日本時間だと6月9日(日)の深夜、いや、10日(月)の早朝スタートになります。(>_<)