ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

【F1】2020年第11戦アイフェルGP ハミルトンが優勝。シューマッハの最多勝利記録に並ぶ!

f:id:kuninn:20201019180723j:plain

 

 

 みなさん、こんばんは。くにんです。

 

 10月も半ばに入りました。

 涼しい日ばかりでなくて、肌寒いという日も増えてきましたね。

 ついこの間までは「暑い暑い」と言っていたような気もしますが、なかなか、人間と言うのはぜいたくなものです。(*^_^*)

 

 さて、F1の第11戦アイフェルGPがドイツのニュルブルクリンクで行われました。このコースでF1が開催されるのは、ずいぶん久しぶりのような気がします。(7年ぶりだそうです。)

 

 

f:id:kuninn:20201019180941p:plain

  

jp.motorsport.com

 

 

〇くにんメモ

◆2番グリットからスタートのハミルトンが逆転優勝。シューマッハの持つ最多勝利記録に並ぶ

 予選では気合の入った走りを見せた僚友ボッタスにPPを譲ったハミルトンでしたが、決勝レースのスタートもきっちりと決めて、首位のボッタスのすぐ後ろでチャンスをうかがいます。

 すると、パラパラと降ってきた雨が影響したのか、13週目の1コーナーでボッタスがミス。そこを上手く突いたハミルトンが首位を奪います。

 その後、ボッタスがPUのトラブルでリタイアしてしまうと、全く危なげのない走りを続けるハミルトンの首位の座を脅かすものはいませんでした。強い!

 

 これで、ハミルトンはシューマッハの持つ最多勝利記録に並びました。

 過去のレジェンドドライバーたちが走っていた状況と現在の状況は大きく異なりますから、純粋な数字を比べても仕方がないことかもしれませんが、少なくとも、偉大なドライバーにふさわしい素晴らしい記録であることは間違いありません。おそらくは、今シーズン中にも、ハミルトンは最多勝利記録も打ち立てるんでしょうね。

 F1が毎週開催、年間50レース以上開催にでもならなければ、この勝利数を上回るドライバーは出てこないような気がします。でも、シューマッハの記録が打ち立てられた時にも、そう思ってたような・・・・・・(笑)

www.as-web.jp

 

 

 

◆ボッタスファンには辛いレース

 前述のように、ボッタスは自分のミスで首位を空け渡し、さらに、マシントラブルでリタイアとなりました。

 このレースを迎えた段階で、ドライバーズチャンピオン争いでハミルトンに大量リードを許していて崖際に追い詰められていたことから、このレースは何としても勝ちたかったところなのですが・・・・・・ゼロ点! しかも、ライバルのハミルトンは優勝! 

 一応、数字上では逆転の可能性は残されているものの、事実上は終戦ですねぇ。

 今回のレースでも、ミスが見られたボッタス。くにんの個人的な感想ではありますが、どうしても、同じマシンに乗るハミルトンと比べると、「強さ」の面で見劣りを感じてしまいます。

f1-gate.com

 

 

◆ホンダのF1撤退について

 前の記事でも書きましたが、来シーズンの終了をもってホンダがF1から撤退をします。

f1-gate.com

 

 この件について、くにんが個人的に思うことを少し書きたいと思います。

 ホンダの公式発表では、カーボンニュートラルという大きな目標に対応するために優秀な人材をそちらに振り向けるということが大きな理由として挙げられていましたが、人材育成はF1参入の目的の一つであり、そこで育った人材を順次カーボンニュートラルに振り向ければいいのではないかと思いました。

 

 正直、F1に費やす莫大な費用が重荷になったんだろうなぁと感じました。

 もちろん、純粋な数字として、F1のPU開発にかかる金額はとても大きなものです。でも、投資に対して得られる結果が十分なものであれば、それは問題とはなりません。 

 ただ、F1は世界中で人気があるスポーツとは言え、その中心はヨーロッパです。もともと、ホンダはヨーロッパでの販売実績は不調で、2018年のシェアは1%未満でマツダやスズキを下回っていたそうです。さらには、イギリスにある生産工場も2022年に廃止予定。F1に費やす費用をヨーロッパでの車の販売に繋がる「広告費用」と考えるには、あまりに高額だったというところなのではないでしょうか。

 

 日本国内ではF1の地上波放送がなく、一時のF1ブームは完全に過去の思い出話になってしまっています。一般消費者が車を買うときに重視するのは、レースなどで走っている車へのあこがれやそこからフィードバックされた走行性能よりも、燃費性能や空間の広さ、さらには、安全に関する装備などが優先されるのが、現在の状況ではないでしょうか。日本国内向けの販売につながる「広告費用」と考えるにも、やはり、負担が大きかったのかもしれません。

 

 また、アメリカではF1よりもインディカーなどの方が人気がありますが、ホンダはインディカーへのエンジン供給は継続しますから、F1からの撤退はアメリカでの販売にはあまり大きなダメージにはならないと考えられます。

f1-gate.com

 

 それに、ホンダのようなPU供給者にはお金が入らないんですよね、少なくともF1運営団体からは。レッドブルやアルファタウリにPUを販売しているのならば対価が入るのでしょうが、ワークス扱いで無償供給なのでしょうし。

 これが、チームとしての参加であれば、コンストラクターズ順位に応じて、F1運営団体から分配金がもらえるのですが・・・・・・。スポンサーからの収入もありますし。もちろんチームとして参加するには、もっと費用が掛かるのでしょうけれど。(;一_一)

 

 フェラーリやマクラーレンはスポーツカーメーカーですから、F1に参加してブランドイメージを高めることが、販売戦略として必要です。メルセデスも、高級車ブランドですから、F1のブランドイメージは役に立ちます。立場がホンダに近いのはルノーですが、ルノーはヨーロッパの会社ですから、F1の広告効果が日本国内でのそれに比べると、すごく大きいのではないのでしょうか。

 

 そう考えると、趣味的な「スポーツカー」と、日常使いの家電化した「大衆車」に、自動車全体が二極化していく流れの中で、一般消費者に向けて後者を販売していく要素が大きいホンダにとっては、F1というマーケティングツールは高額になりすぎたのではないかと思います。

 

 今後のことはわかりませんが、一度F1から離れてしまうとそこに戻るのはとても難しいことは、今回(第4期)の参戦で痛いほど身に染みています。PUの開発に制限が設けられる予定がありますが、それでもどうでしょうか。仮に一度離れてから戻ってきたPUメーカーが連戦連勝したら・・・・・・、間違いなく継続参戦しているメーカーから大きな不満が出て、なんやかんや規則が変えられるような気もします。

 いずれにしても、再参戦には高い壁があるような気がします。

 

 くにんの個人的な感想ですから、実際のホンダの置かれていた状況や撤退に至る経緯などとは異なるところがあるかもしれません。一ファンの感想と、悪しからずご了解ください。

 まだ、来シーズンは、レッドブル・ホンダとしてフル参戦しますから、ここで有終の美を飾って、笑って卒業して欲しいですね。

 

 それに、まだ、今シーズンも終わってはおりません。

 次は第12戦ポルトガルGP。ポルトガルでのレースも久しぶりですが・・・エストリルじゃないんですね! アルガルヴェという2008年にできたコースでの開催だそうです。決勝レースは10月25日(日) 楽しみです!