ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

【F1】2020年第13戦エミリア・ロマーニャGP メルセデスが1-2でコンストラクターズ7連覇を決める!!

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 みなさん、こんにちは。くにんです。

 

 新型コロナ禍の影響で、今年のF1は当初のスケジュールにこだわらず、「開催できるところでの開催」を優先しています。これまでにGPを開催したことのない新しいサーキットや、当初のスケジュールにはなかった懐かしのサーキットでのレースが、幾つも行われてきました。

 

 今回の「エミリア・ロマーニャGP」が開催されたイモラ・サーキットは、当初のスケジュールにはなかったものの久々に復活した懐かしのサーキットです。昔は「サンマリノGP」としてレースが行われていました。

 このコースで同じGPの週末にセナとラッツェンバーガーが亡くなったのは、もう26年も前のことなんですねぇ。( 一一)

 

 

F1 2020年第13戦エミリア・ロマーニャGP

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www.as-web.jp

 

 

 

〇くにんメモ

◆やっぱりのハミルトン優勝。彼の強さばかりが目立ちました。

 スタートで出遅れたハミルトンは、首位ボッタス、2位フェルスタッペンに次ぐ、3位での走行となりました。

 イモラサーキットは追い抜きが難しいサーキットです。なかなか、フェルスタッペンを攻略できないハミルトンは、作戦を「できるだけタイヤを長く持たせる」方に切り替えました。これが、功を奏します。

 フェルスタッペンがボッタスをアンダーカットしようとピットに向かうと、ボッタスもそれをカバーするためにピットに向かいます。ハミルトンは、タイヤを温存していたことから、前の2台とは違う戦略を取ることが可能でした。「できるだけ長くコースに留まり、オーバーカットする」という戦略です。

 

 ハミルトンは速いだけでなくて、タイヤの使い方も上手いんですよね。単純に長くコースに留まっていても、ラップタイムが遅ければ意味がないのですが、タイヤをしっかりと温存できていたたことから、ここでファステストラップを連発し、ボッタスとの間にしっかりとマージンを作ることができました。さらには、ハミルトンがピットストップする際には、バーチャルセ-フティーカーが導入されてロスが少なくなるというおまけつき。

 ハミルトンがコースに戻った時には、しっかりと首位に立っていました。

 

 実は、この首位奪取劇には、表側のハミルトンのポジティブ要素だけでなく、裏側のボッタスにもネガティブ要素があったんです。

 首位でスタートしたボッタスは、他車が部品を落とした場所に真っ先に戻ってきたためそれを避け切れず、自分の車にそれを巻き込んだまま走り続けていたのです。

jp.motorsport.com

 

 なんだか、ポジティブな要素は全てハミルトンに向かい、ネガティブな要素は全てボッタスに向かっているような気がしますねぇ。持ってる者と持ってない者、流れが良い者と良くない者・・・・・・。

 ボッタスを抜いて2位に上がったフェルスタッペンが、タイヤトラブルの為にリタイヤしたことから、最終結果はメルセデスの1-2フィニッシュとなり、メルセデスの今シーズンのコンストラクターズタイトル獲得に華を添える結果となりました。

 

 

 

来シーズンもメルセデスが強いのか。強いと思います。

 大幅なレギュレーション改定は2022年に先延ばしされましたから、基本的に、来年の車は今年と同じです。ダウンフォース軽減の為にフロアの形状が変更されるので、これがどう影響するかという点はありますが、結局、このような場合に一番うまく対応できるチームというのは、一番リソースを多く持っているチームなので、来年もメルセデスの車が一番力を持っていると思います。

 

 PUについても、現在最強PUと言われているメルセデスPUがさらにパワーアップすると言われています。ホンダとフェラーリが2022年仕様のPUを前倒しで投入するといわれていますが、先行しているものがさらにパワーアップするので、それに追いつくのは至難の業でしょうねぇ。

f1-gate.com

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 気になるのは、この素晴らしいチームを作り上げたチーム代表のトト・ウォルフが、今シーズン限りで代表を退くと発言していることと、ハミルトンの来季の契約がまだだということ。個人的には、ハミルトンが今シーズン末で電撃引退するとは思わないですが・・・・・・。 

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◆ドライバーの年棒にもキャップが

「たくさんの資金をつぎ込むことができるBIGチームだけが勝ち続けるのは健全ではない」、「小規模チームにも活躍する余地がなければF1全体が衰退する」という考え方から、チームの運営費用に上限が設けられることになりました。バジェットキャップと言います。

 これには、ドライバーの年棒やチームの幹部の年棒は含まれないことになっていましたが、各チームのドライバー年棒の合計にも、別途キャップが課せられることになるそうです。

www.as-web.jp

 

 年棒の高騰を防ぐという意味では一定の効果はあると思いますが、レースの面白さの増進という意味では・・・・・・、どうでしょうねぇ。

 今年を例に取って考えてみると、事実上優勝を争える力を持つ車はメルセデスの2台と、なんとかレッドブルの2台を加えて、合計4台。

 これに乗るドライバーが、メルセデスはハミルトンとボッタスという一流ドライバーなので、この2台は優勝を争っています。一方で、レッドブルはフェルスタッペンという速いドライバーは優勝を争えますが、アルボンは未だ発展途上であり中団を走っている状態なので、現状は、優勝を争える車は3台になっています。

 

 仮に、チームごとのドライバー年棒合計キャップを当てはめて、ハミルトンの同僚として、一流ドライバーで年棒の高いボッタスの代わりに、アルボンのような発展途上の若手ドライバーを乗せるとしたらどうでしょうか。優勝を争える車が、2台に減ってしまわないでしょうか。ボッタスが中団チームに移籍したとしても、F1では車の性能という要素が結果に与える影響が大きいので、優勝争いに加わるのは難しいでしょうから。

 もちろん、メルセデスに乗ることになる年棒の低い発展途上のドライバーが、良い車に乗る機会を生かして大暴れしてくれれば、それに越したことはないのですが・・・・・・。

 

 

 

◆次はトルコGP

 トルコGPも久しぶりのコースですね。新型コロナがまた拡大してきている影響で、また無観客に戻るそうですが、開催できるだけでもありがたいです!

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