みなさん、こんばんは。始まる前にはさほど平昌オリンピックに興味がなかったのに、いざ始まってみると意外にTV観戦をしてしまう、くにんです。
世間はオリンピック一色ですが、F1界も盛り上がっていきましょう。
2018年シーズンのマシンが次々と発表される今頃から、第1戦オーストラリアグランプリの予選までが、マシンのシルエットやテストの速報などから、「今年はこのチームが速そうだ」、「なんでこんなデザインなんだ」などと妄想、いや想像を膨らませることができる、黄金の時期であります。
さて、ドライバー保護用ガジェット「ハロー」の装着義務、シャークフィンの廃止、エンジン使用機数制限の強化の他は、比較的大きなレギュレーション変更はない2018年シーズン用のNEWマシンですが。
アメリカのハースが先陣を切って新車発表を行いました。
チーム名(昨年の順位):ハースF1チーム(8位)
エンジンメーカー:フェラーリー
ドライバー(カーナンバー&順位):
ロマン・グロージャン(8)(13位)
ケビン・マグヌッセン(20)(14位)
〇くにんメモ
ヨーロッパが本場のF1界には珍しくアメリカ国籍のチームとして参戦して3年目になります。親会社のハースは精密工作機器メーカーですね。フェラーリと技術提携をしていて、フェラーリエンジンの他に、ギアボックスなどもフェラーリから供与&アドバイスを受けています。車体の設計は自社ですが、製造はイタリアのダラーラというレースマシン製造メーカーに委託しています。
ドライバーは昨年から変更なしの中堅どころコンビ。しかしグロージャンはデビュー当初はスタートと同時に他者に接触することが絶えずに「ミサイル」と呼ばれたこともあるし、マグヌッセンは他者とコーナーリングの考え方が違うらしく(笑)、昨シーズン何度も他者と接触して「またあいつか」と言われた男。(ファンの方ごめんなさい) フェラーリからの「うちの育成ドライバーを載せてくれ」という要請を断ったほど、チームのドライバーへの支持は厚いのですが、今シーズンの戦いぶりが気になります。
NEWマシン、画面上からはあまり変化はわかりませんね。ウイリアムズと比較すると、サイドポンツーンの造詣が全く違い、空力に対する考え方が違うことがよくわかります。
次に、NEWマシンを発表したのは古豪ウイリアムズ
チーム名(昨年の順位):ウイリアムズ・マルティニ・レーシング(5位)
エンジンメーカー:メルセデス
ドライバー(カーナンバー&順位):
ランス・ストロール(18)(12位)
セルゲイ・シロトキン(35)(-)
〇くにんメモ
昔からのF1ファンには、最近の低迷ぶりがもどかしいウイリアムズです。マルティニはスポンサーのお酒会社。
ドライバーは2年目のストロールと新人のシロトキンの組み合わせです。どちらも相当大きなスポンサーフィーをチームに持ち込んでいるそうです。現在のF1は非常にお金がかかるので、車メーカー等のドライバー育成システムに乗っかるか、大きなスポンサーフィーを持ち込むかが、F1シートを得る大きな助けになります。でも、それ自体はきっかけにすぎません。実力を証明しない限り、F1には残れません。スポンサーも遅いドライバーには投資をしませんし、ドライバー育成システムも、更なる若手が控えているわけですから。
ストロールは、昨年デビューしたドライバーです。親がトミーヒルフィガーやラルフローレンの大株主ということで、実力があるかどうか疑問視されていたところもありますが、昨年は安定感には欠けるものの、嵌まった時には速さを見せていました。シロトキンとの若手コンビ。ベテランのマッサが欠けた今シーズン、マシンの開発も含めて注目です。
「今シーズンのマシンは非常に過激な進化をした」という情報があり注目していましたが、かつてのセイウチノーズほどの過激さは、NEWマシンには見られませんでした。サイドポンツーンはさらに絞り込まれたようですが・・・。昨年のマシンはかなりホイールベースが短いマシンでしたが、今年はどうなんでしょう。
こちらのサイトもどうぞ。NEWマシンの写真がたくさん掲載されております。