みなさん、こんばんは。くにんです。
失敗しましたー! 決勝レースを録画しておいて、月曜日の帰宅後に見ようと思っていたのですが、日中スマホで検索を行う際に、誰が優勝したかが目に入ってしまいました。(^-^; まぁ、良くあることですが‥‥‥。
F1 第18戦アメリカGP決勝レース結果です。
順位 ドライバー チーム(パワーユニット)
優勝 キミ ライコネン Ferrari (Ferrari)
2 マックス フェルスタッペン Red Bull (TAG)
3 ルイス ハミルトン Mercedes (Mercedes)
4 セバスチャン ベッテル Ferrari (Ferrari)
5 バルテリ ボッタス Mercedes (Mercedes)
6 ニコ ヒュルケンベルグ Renault (Renault)
7 カルロス サインツ Jr. Renault (Renault)
dq エステバン オコン Force India (Mercedes)
dq ケビン マグヌッセン Haas (Ferrari)
8 セルジオ ペレス Force India (Mercedes)
9 ブレンドン ハートレー Toro Rosso (Honda)
10 マーカス エリクソン Sauber (Ferrari)
11 ストフェル バンドーン McLaren (Renault)
12 ピエール ガスリー Toro Rosso (Honda)
13 セルゲイ シロトキン Williams (Mercedes)
14 ランス ストロール Williams (Mercedes)
dnf シャルル ルクレール Sauber (Ferrari)
dnf ダニエル リカルド Red Bull (TAG)
dnf ロマン グロージャン Haas (Ferrari)
dnf フェルナンド アロンソ McLaren (Renault)
ja.espnf1.com
〇くにんメモ
予選順位は、PPハミルトン(メルセデス)、2位ライコネン(フェラーリ)、3位ボッタス(メルセデス)です。この中で、ライコネンだけが柔らかいウルトラソフトタイヤでのスタートです。(ほかの二人はスーパーソフトタイヤ)
スタートで、ライコネンが柔らかいタイヤの利点を生かして、ハミルトンの前に出ます。5位からスタートしたベッテルも、一時はオーバーランするも、4位スタートのリカルドを抜き前に出ます。が、その直後、抜き返そうとチャレンジしてきたリカルドと接触してスピン! 大きく順位を下げます。
今シーズン、ベッテルが他車と接触して大きく順位を下げる場面が、非常に多いです。このブログでも何度もお伝えしたかと思います。今回は、レーシングアクシデントとして審判役のステュワードも判断しましたから、一方的にベッテルに非があるわけではないのかも知れませんし、チャンピオンシップ争いが瀬戸際に来ているので、伸るか反るかのチャレンジ(ディフェンス)が許される場面かもしれません。
しかし、レースがまだ一週目であり、予選結果から考えてリカルドよりもベッテルの方が明らかに速いことを考えると、無理をする場面ではなかったと思います。僕が映像を見る限りでは、ベッテルが引くべきだと思えましたし。
今シーズンを総括するには少し早いかも知れませんが、過去数年間メルセデスに引き離されていたフェラーリがようやく対等の速さを手にした今年こそ、何とかしてチャンスを掴まなくてはいけないというプレッシャーと焦りが、ベッテルのドライビングを狂わせたシーズンだったのではないでしょうか。
ベッテルはスピンをしたものの、リカルドは無事にコースに留まり、ボッタスと3位争いをしていました。しかし、何の前触れもなく、10週目にマシンをコース横に留めてしまいます。エンジンがシャットアウトしてしまったとのこと。リカルドは、バーレーンGPでも同じようなアクシデントでリタイヤを強いられていたこともあり、マシンを降りた後も怒り狂っていました。最近、トラブルが彼に集中しており、気持ちもわかります‥‥‥。
リカルドのマシンを撤去する間、バーチャルセーフティーカーが導入され、各車スピードダウンを強いられます。この間にタイヤ交換を行えば、ロスタイムが少なくなるのですが、いかんせん、まだ10週目です・・・・・・。ここで、2位のハミルトンに「先頭のライコネンと逆のことをしろ」と指示が飛びます。ライコネンはコースに留まることを選びますが、ハミルトンはその逆にタイヤ交換を敢行。ソフトタイヤでコースに戻ります。中団以降のマシンでも、ガスリーの他何台かがタイヤ交換を行いました。
3番手でコースに戻ったハミルトンは、新しいタイヤでどんどんとペースを上げます。2位を走っているのはチームメイトのボッタスですから、争うことなく(戦略も違うので)追い抜き、首位のライコネンに迫ります。
ライコネンは20週目まで我慢してから、タイヤ交換のためにピットイン。これに伴い、ハミルトンが首位に立ちます。
ハミルトンがタイヤ交換をしたのは10週目。ライコネンがタイヤ交換をしたのは20週目。この差が勝敗を分けました。
ハミルトンのタイヤは劣化がが激しく、ブリスター(タイヤゴムが沸騰して穴が開きグリップが落ちる現象)も発生してしまいます。とても最後まで走り切ることはできないと考えて、2回目のタイヤ交換を行います。
結果的に、レース終盤はライコネンが首位、トラブルで予選順位が悪かったフェルスタッペンが追い上げてきて2位、2回目のタイヤ交換後ペースを上げてきたハミルトンが3位と言う序列になります。
接近戦となりますが、首位ライコネン、2位フェルスタッペン、3位ハミルトンのままフィニッシュ。ベテランのライコネン、嬉しい5年半ぶりの優勝となりました!
なお、ベッテルは4位に入り、なんとか、ドライバーズチャンピオンシップ決定を先延ばしすることが出来ました。
さあ、アイスマンの異名をとるライコネン、久方ぶりの優勝の喜びをどのように表現するのでしょうか!!
他のドライバーが優勝した場合、マシンを降りてから、周囲で見守っているチームクルーの元へ駆け寄り抱き合ったりして喜びを分かち合う姿が見られるのですが、そこは我らがアイスマン、マシンの上で両手を広げてファンに応えて、それだけでした。ああ、それでこそ、アイスマン。ライコネンはそれでいいのです!!
もう一つの見どころは、表彰台でのシャンパンファイトです。ライコネンは用意されたシャンパンを握ると、まずぐびっと一息つきました。そして、それからのシャンパンファイト。ああ、やっぱり、ライコネンだね!!(ライコネンは、以前に泥酔して歩道に寝ころんでいる姿を、メディアに写真を撮られて以来、「酒好き」キャラでも知られているのです)
来シーズンは、ザウバーへの移籍が決まっているライコネン。正直、ザウバーでは優勝のチャンスはまず巡ってこないと思われるところで、この優勝。F1を長い間盛り上げてくれている彼へ、F1の神様からのご褒美かもしれませんね。
決勝レース終了後、8位と9位でフィニッシュしたオコンとマグヌッセンに「失格」の裁定が出ました。オコンは燃料流量違反、マグヌッセンは燃料使用量違反とのことで、結果的に11位でフィニッシュしていたトロロッソ・ホンダのハートレーが9位に繰り上がりポイント獲得となりました。うーん、まぁポイント取れたのはいいんですけど‥‥‥(^-^;
次戦、第19戦メキシコGPは、アメリカGPと連戦です。決勝レースは日本時間10月29日(月)04:10スタートです。