みなさん、こんばんは。くにんです。
先週のメキシコGPから連戦で、アメリカGPが行われました。どうしても、1シーズンあたりのレース開催数が多くなると、このような連戦が多くなります。ドライバーやチーム関係者の方々、大変ですね。
さて、F1 第19戦メキシコGP決勝レース結果です。
〇くにんメモ
ハミルトン(メルセデス)のドライバーズチャンピオンがかかったこのGP、PPスタートはボッタス(メルセデス)でした。ハミルトンは5番手スタート。
レースは、好スタートを決めたボッタス、フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ハミルトンの隊列になりますが、まず、フェルスタッペンが早めにピットインし、ボッタスがカバーに向かいます。
この2名は2ストップと考えられる中で、ハミルトンは1ストップ作戦を敢行。まるで、前戦メキシコGPのリプレイのようにタイヤを持たせて優勝するのか・・・・・・と思われましたが、ゴールまであと数週のところで、2ストップ作戦でフレッシュなタイヤを履いて追い上げたボッタスに交わされてしまいます。
タイヤが限界を迎えたハミルトンは、3位のフェルスタッペンにも抜かれる恐れがありましたが、マグヌッセン(ハース)がトラブルにより止まったことでイエローフラッグが出たため、なんとか2位に留まることができました。
では、感想をいくつか・・・・・・(*^-^*)
◆ボッタス、見事な猛追で優勝。ハミルトンは6度目のワールドチャンピオン獲得!
まずは、ボッタスの復調に触れないといけません。序盤の勢いはどこへやら、シーズン中盤はまったく迫力が無くなっていたボッタスですが、予選、決勝と見事な走りでした。惜しむらくは、中盤もその走りができていたら・・・・・・。「今年は自分の目標が達成できなかった」とインタビューでも応えていましたし、来年こそ、もっと激しくチャンピオン争いをしてほしいです。
そして、ハミルトン。6度目のワールドチャンピオン獲得は、本当に凄いです。速い上に強い!!
昔に比べてレース数が多くなった事もあって、通算勝利数やポールポイント獲得数は、昔と同列に考え難いような気がします。でも、ワールドチャンピオン獲得者は年間に1人だけ。これは、昔から変わりません。1カー体制でもなくて、同じ道具を与えられたチームメイトを打ち負かし(一度だけロズベルグにやられましたが)、6度のチャンピオンシップを獲得したわけです。本当に素晴らしいドライバーだと思います。
毎レース優勝者が誰になるかわからない、毎年チャンピオンシップ獲得者が変わる、そのような大混戦も、もちろん楽しいし大歓迎です。ですが、シューマッハー全盛期や今のハミルトン連覇の時のように、あまり優勝者に変化がない時も、「このような素晴らしいドライバーの全盛期の走りを見ることができて幸運だ」と思えるので、それはそれで、僕は退屈せずに楽しんでおります。(*^-^*)
◆フェラーリ、ジェットモード噴射力低下?
「エンジンパワーが異常に強い」、「直線速すぎ」などと騒がれていたフェラーリですが、このレースの前に「フェラーリエンジンにルール違反があるんじゃないか」という疑問が、主催団体(FIA)に対して他チームから提出されました。
その調査の結果、ルールのグレーゾーンの解釈が定まり、結果的にそれを利用してフェラーリが得ていたエクストラパワーが無くなった・・・・・・のではないか、と言われています。
実際のところはどうなのか、今はわかりません。ただ、「ルール違反」を行っていたわけではないようです。それなら、過去の成績も取り消しになりますから。
グレーゾーンを突き詰めて成績を上げようとトライすることは、どのチームもやること。過去のブローディフーザーやアクティブサス、直近ではFRICのように、「新しい発想で成績アップ」と「禁止」が繰り返されるのが、F1ですよね。
もちろん、ルールに反することを知っていて行ったり、調査に対してデータを隠したりすることは、駄目、絶対です。(シンガポールのクラッシュゲートとか(^-^;)
◆レッドブル、フェルスタッペンは惜しかった
今回はクリーンなスタートを決め、アグレッシブな2ストップ作戦で挑んだフェルスタッペン。惜しくも最終盤に出されたイエローフラッグのせいで、2位にチャレンジすることはできなかったのですが、良いレースだったのではないでしょうか。
アルボンはナイスリカバリーなのですが・・・・・・。彼もフェルスタッペンと同様に、レースでのリカバリーは見事なのですが、クリーンなレースが見てみたい。(^-^;
今回の彼の接触は仕方がないと思われますが・・・・・・。
今のところ、来シーズンのフェルスタッペンの相棒の正式発表はありませんが、僕はアルボンを押します。(*^-^*)
◆結局、ルノーは違反なの?
日本GPの後で、ルノーのブレーキシステムが違法なのではないかと、他チームから指摘がありました。それをFIAが調査した結果・・・・・・が良くわからないんですよね。
「違法ではないがドライバーの手助けになるから、日本GPでのルノーの成績は取り消し」
うーん、ルノーはこのシステムを数年前から使っていると言っています。システムが合法ならば、日本GPの結果も有効だし、それが違法ならば、少なくとも今シーズンのレース結果は無効とすべきではないかと・・・・・。
FIAが下した結論、そのロジックが良くわからないです。(´・ω・`)
さて、これで、コンストラクターズ、ドライバーズ、どちらのチャンピオンも決定しました。(メルセデスとハミルトン) 今シーズンも、残すところあと2戦ですね!
次は、第20戦ブラジルGP 決勝レースは11月17日(日)です。日本時間では、また日曜日のど深夜、月曜日の早朝ですねぇ(^-^;