みなさん、こんばんは。くにんです。
先日、くにんのもっとも好きな演劇作品は、「ジャム」(西田シャトナー作・演出)だという記事を書きました。
その西田シャトナーさんの演劇作品が、いまyoutubeで無料配信されております!!(#^.^#)
「感じわる大陸」(西田シャトナー作・演出)
「シャトナー研」は、西田シャトナーさんが劇団「惑星ピスタチオ」から離れて、様々な演劇表現を研究するために立ち上げたプロジェクトで、シャトナーさんが作ったプロットを基に、演者さんが即興(アドリブ)で話を進めていきます。
演劇の一部分がアドリブというのは良くあるのですが、本作品は9割がアドリブとのこと! こういう試みはさすがはシャトナーさんですね!
実は僕、この作品を観れていなかったんです。本作はDVDにもなっていないのですが、出演者の一人でもある登紀子さんが関係者に了解を取って記録映像をyoutubeにあげてくれたそうです。ああ、嬉しい・・・・・・。( ;∀;)
小劇場での演劇がどのようなものか興味をお持ちの方、是非ご覧になってください。ただし、電車内での視聴には向いておりません。2時間超の長い作品ですし、ニヤニヤ、クスクスしてしまうこと、間違いないですから。
もう一点、演劇関係のお話。こちらは、残念な連絡です。
上記の拙ブログ記事で「2020年9月におうさか学生演劇祭でジャムが再演される」とお伝えしていましたが、新型コロナウイルス禍の影響で、公演延期が決定されました。2021年9月の上演になるとのことです。
残念ではありますが、仕方がないですね。
「感じわる大陸」を見ていただければ一目瞭然ですが、劇場空間は「密」です。それに、上演までの長い期間を、演者さんや関係者の皆さんは、近距離で大声を上げながら練習をすることになります。特にこの企画では学生が演技をすることになっていましたので、なおさら安全に気を使われたのでしょう。
あと一年強。そのころにはきっと、ワクチンも開発されているはず。期待で胸を膨らませながら待つことといたしましょう。
【作品概要】
遥かなる未来。
滅びゆく地球の黄昏の丘を登る科学者、
片岡時郎。
永遠の命を得てしまった彼は、
地球上からすべての生命がいなくなった今も、
ただ一人、生き延びていた。
20世紀中頃から悠久の時を生きてきた数奇な運命の記憶が、今、彼の心に去来する。
宇宙が秩序の詰まったジャムならば、
我々はそこからいかにして脱出できるのか?
----これは、5つの時代にまたがる、
3億年の孤独と希望の物語。
そのすべてを、人間の表現力の限界に挑む
演出と演技で描ききる、
壮大な冒険演劇である。
(おうさか学生演劇祭HP「ジャム」から引用)