ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

【F1】2020年第9戦 トスカーナGP 赤旗2回の混戦をハミルトンが制す

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 みなさん、こんばんは。くにんです。

 

 9月も半ばになりましたが、ようやく暑さも峠を越して、秋らしい風が吹いてきましたね。

 

 F1も夏の高速3連戦の最終戦を迎えました。今年のF1も、もう折り返し地点を過ぎますねぇ。( 一一)7

 

 

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〇くにんメモ

◆ムジェロで行われた第9戦は、「トスカーナ・フェラーリ1000GP」

 今年のF1は新型コロナの影響で、「開催できる場所で開催する」という方針です。イタリアでは合計3レースが行われる予定なのですが、F1は原則1か国1GPです。そこで、モンツァで行われた前戦は「イタリアGP」、ムジェロで行われる今回は「トスカーナ・フェラーリ1000GP」、イモラで予定されている第13戦は「エミリアロマーニャGP」となっています。

 ムジェロはフェラーリが所有するコースなのですが、ここでフェラーリが通算1000回目のレースを迎えることを記念した名称です。一チームの記録がレースの公式名称になってしまうのは、やはりそのチームが「フェラーリ」だからなのでしょうね。

 ちなみに、日本でも、F1ブーム最高潮の時に2レース開催されたことがありますが、鈴鹿が「日本GP」、英田が「パシフィックGP」でした。

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◆大・大・大混乱のレース

 レース結果からすると、ハミルトンとボッタスのメルセデス勢の1-2フィニッシュですから、順当と言えるわけですが、レースは大混乱でしたね。

 ムジェロでのF1開催が初めてということ、それに、どうやら抜きにくいコースレイアウトだという予想があったことが影響したのでしょうか。全体的に「わずかな隙があれば少々無理をしてでもポジションを取りに行く」という姿勢が見受けられました。

 抜きにくいコースはチャンスが何度もないですからねぇ。一度前に出たら、自分より速い車でも抑えられるし。( 一一)

 

 スタート直後、蹴り出しが良くてハミルトンの前にまで出たフェルスタッペンが、PUの不調からずるずると後退した影響で、上位から中団にかけて混乱が生じてクラッシュが発生しました。同時に後方でも激しいポジション争いのため、スピン&クラッシュが発生します。そのため、1週目からセーフティーカーが導入されます。

 問題は、このセーフティーカーが終わって再スタートする時でした。

「セーフティーカーがピットに戻ってレース再開になる」との通知がコース後半であったため、レース再開の瞬間を各車が密集した状態で迎えることになりました。

 車を振ってタイヤを温める車や、タイミングを見計らって加速する車が密集すれば、ぶつからないわけがありませんよね。再スタート直後(再スタート直前?)に多重クラッシュが生じた結果、赤旗が示されてレースは中断しました。

 

 コース上がクリアになり、グリッドからのリスータートが行われてしばらくして、レーシングポイントのストロールがパンクによりコースアウトしました。この影響で2度目の赤旗中断となります。3度目のグリッドからのスタートをこなしたのちに、ようやくゴールを迎えることとなりました。

 

 ストロールの件は機械的なトラブルなので仕方がないとしても、最初の赤旗の原因である「セーーフティーカー終了の通知のタイミング」は、改善したほうが良いのではないでしょうか。「まぎれ」を呼んでレースを面白くするために、わざと遅らせているという話もありますが、とても危ないです。(>_<)

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◆フェラーリのベッテルが、予選でアルファ・ロメオのライコネンに敗れる

 前述のように、ここはフェラーリのお膝元であり、今回はフェラーリにとって節目となるレースです。

 このレースのフェラーリは、2台とも大混乱を上手く生き残ってポイントを獲得しましたが・・・・・・。フェラーリというチームは、ポイント獲得して喜ぶ位置に居てはいけませんよねぇ。

 

 それにしても、ルクレールとベッテルの差が大きいのが気になります。特に予選では、ルクレールはQ3まで進出するのに、ベッテルは後方に沈み、カスタマーチームであるアルファ・ロメオのライコネンに負けてしまうほどです。

 たしかに、ベッテルは今シーズン限りでチームから出ることが決まっていますが、まだ自チームライバーであり、彼が獲得したポイントは自チームのポイントになるわけですからねぇ。冷たくする理由はないと思うのですが・・・・・・。

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◆ここが踏ん張り時だ、角田がんばれ

 F1の一つ下のカテゴリーであるF2で頑張っている日本人ドライバーの一人、角田。彼はホンダとレッドブルの育成ドライバーで、今期2勝を挙げて実力を証明していることから、来期のF1デビューがあるかもと期待されているドライバーです。

 ただ、F1デビューに必要な「スーパーライセンス」を手に入れるには、既定のポイントを獲得しなければいけません。具体的には、彼が参加しているF2で年間ランキング4位に入ることが必要です。

 ここムジェロに来るまでは、角田はランキング3位だったのですが、ムジェロのレースではノーポイントに終わり、6位に後退してしまいました。

 F2の残りは3GP。1GP辺り2レースありますから、まだまだ、ポイント獲得可能です。

 久しぶりの日本人F1ドライバーを見たいです。

 頑張れ、角田!!

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