ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

F1 2018年第9戦オーストリアGP決勝 レッドブル地元でレッドブルのフェルスタッペンが優勝! トロロッソ・ホンダはチャンスを生かせずポイント圏外

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 みなさん、こんばんは。くにんです。

 あと少しで、サッカー日本代表のベルギー戦ですね。相手は世界ランク第3位。明らかに格上です。でも、今大会はスペインもドイツもポルトガルも負けていますし、勝つつもりで思い切ってプレイして欲しいですね!!

 

F1GP第9戦オーストリアGP決勝レース結果です。

 

順位  ドライバー          チーム(パワーユニット)

優勝    マックス フェルスタッペン   Red Bull (TAG)  

2         キミ ライコネン                     Ferrari(Ferrari)

3         セバスチャン ベッテル          Ferrari(Ferrari)  

4         ロマン グロージャン             Haas (Ferrari)  

5         ケビン マグヌッセン            Haas(Ferrari)

6         エステバン オコン                Force India(Mercedes)  

7         セルジオ ペレス                    Force India(Mercedes)  

8         フェルナンド アロンソ         McLaren (Renault)   

9         シャルル ルクレール            Sauber(Ferrari)  

10       マーカス エリクソン            Sauber(Ferrari)  

11       ピエール ガスリー               Toro Rosso(Honda)    

12       カルロス サインツ Jr.          Renault (Renault )    

13       セルゲイ シロトキン           Williams(Mercedes)   

14       ランス ストロール               Williams (Mercedes)      

15       ストフェル バンドーン       McLaren(Renault)   

DNF    ルイス ハミルトン              Mercedes(Mercedes)   

DNF    ブレンドン ハートレー      Toro Rosso(Honda)

DNF    ダニエル リカルド             Red Bull(TAG)    

DNF    バルテリ ボッタス             Mercedes(Mercedes)   

DNF    ニコ ヒュルケンベルグ     Renault(Renault)    

 

ja.espnf1.com

 

 

 

〇くにんメモ

 サッカーに比べてジャイアントキリングは少ないF1です。でも、今回のレースは、いつもと違う結果になりました!

 キーワードは、エンジン(PU)に厳しいコース、そして、気温です。

 

 オーストリアGPはレッドブル・リンクというコースで開催されますが、このコースは、レイアウト及び標高の高さからエンジン等に厳しいサーキットとして知られています。また、決勝レーススタート時のコース路面温度は48度で予想よりも高かった為、タイヤにも厳しいレースとなりました。

 

 スタートは全車きれいに決めました。3番手からスタートしたフェラーリのライコネンが1-2番手スタートのメルセデス2台の間に入り、3台並走(!)のまま1コーナーへ突入します。でも、そこは世界最高峰の技量を持つF1どうしのバトルです。ギリギリのバトルを展開するも、事故には至りません。高次元の駆け引き、バトルを見せてくれました。

 幾つかのバトルのあと、メルセデスが1-2態勢を築き落ち着いたレースになるかと思った矢先、ルノーのヒュルケンベルグのマシンから炎が上がります。PUのトラブルです。こうなると、ルノーのPUを使用している他チームにも不安が走ります。

 

 さらに、その直後、メルセデスのボッタスがスローダウン! 油圧トラブルでリタイアとのことですが、車を止めた場所が悪かったため、車を撤去する間バーチャルセーフティーカー(VSC)が出ます。要は、車を撤去する作業をするので、他のみんなは一定のスピードで走ってね、というものです。ここで、ピットストップしてタイヤを交換する車と、そのままコースに留まり順位を上げようとする車に分かれます

 前者はフェラーリ勢、レッドブル勢など。後者はメルセデスのハミルトンなどです。

 しかし、結果的には、前者が正解でした。後者を選んだ者は、一時は順位を上げることができたものの、レースが終わるまでにいずれピットストップしてタイヤ交換をしなければいけません。今回は、それだけのマージンを稼ぐことができなかったのです。

「御免、ルイス。我々のミスだ」

 チャンピオン争いをしているハミルトンに、チームから謝罪の無線が入りました。

jp.motorsport.com

 

 ここからさらに、レースは混沌としてきます。

 皆が交換したタイヤが、あまりの路面の熱さにブリスターを発するようになったのです。ブリスターは、タイヤの内部のゴムが発熱・沸騰して、タイヤ表面に気泡ができたりする状態です。こうなると、タイヤの性能が極端に落ちてしまいます。

 ブリスターができた車が、後続に抜かれていきます。中には、レッドブルのリカルドやメルセデスのハミルトンのように、想定外のピットストップでタイヤを変えざるを得ない者も出てきます。

 

 もちろん、タイヤを変えたリカルドやハミルトンは、改めてどんどん追い上げていきたいところです。

 コース上には、いろんな条件の車が混在し、各番手でバトルが見られるようになりました。

 

 ここで、リカルドがギヤボックストラブルでリタイア!

さらに続けて、なんと、ハミルトンもリタイア!! 予選1-2番手のメルセデスが全滅しました!!! セナープロ全盛時代のF1を見ているかのようなリタイア率です。

jp.motorsport.com

 

 最終的に、レースを制したのは、レッドブルのフェルスタッペンでした。彼もブリスターに苦しめられていて、あと数週レースが長かったら、比較的タイヤをうまく使えていた2位のフェラーリ、ライコネンに抜かれていたかもしれません。もちろん、タラレバを言っても仕方ないのですが、それだけギリギリの勝利でした。

 

 トロロッソ・ホンダも、ブリスターに悩まされました。

 ガスリーが、レース最終盤、フィニッシュまであと数週のところまで9位を確保していたのですが、ブリスターの影響でザウバー2台に次々と抜かれてしまい、ポイント圏外の11位フィニッシュになりました。もう1台のハートレーはリタイアです。

 

jp.motorsport.com

 

 

 さて、何度もお話している通り、今回は3週連続開催の真ん中です。つまり、今週末はまたF1が開催されます。

 第10戦イギリスGP決勝レースは、7月8日(日)です。