ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

F1 2018年第13戦ベルギーGP決勝 大混乱の1週目で首位を奪ったベッテルが優勝 レーシングポイント・フォースインディアが嬉しいダブル入賞 

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 みなさん、こんばんは。くにんです。

 休み明けはなかなか調子が出ないという方も多いと思いますが、F1は夏休み明け早々、ベルギーGPとイタリアGPの二連戦が開催されます!

 

F1GP第13戦ベルギーGP決勝レース結果です。

 

順位  ドライバー        チーム(パワーユニット)

優勝    セバスチャン ベッテル        Ferrari (Ferrari)

2         ルイス ハミルトン               Mercedes (Mercedes)

3        マックス フェルスタッペン  Red Bull  (TAG)

4        バルテリ ボッタス                Mercedes  (Mercedes)

5        セルジオ ペレス                     Force India  (Mercedes)

6       エステバン オコン                 Force India  (Mercedes)

7         ロマン グロージャン           Haas  (Ferrari)

8        ケビン マグヌッセン            Haas  (Ferrari)

9        ピエール ガスリー               Toro Rosso  (Honda)

10      マーカス エリクソン            Sauber  (Ferrari)

11      カルロス サインツ Jr.            Renault  (Renault)

12      セルゲイ シロトキン             Williams  (Mercedes)

13      ランス ストロール                Williams  (Mercedes)

14       ブレンドン ハートレー       Toro Rosso  (Honda)

15       ストフェル バンドーン       McLaren  (Renault)

dnf      ダニエル リカルド              Red Bull  (TAG)

dnf      キミ ライコネン                  Ferrari  (Ferrari)

dnf      シャルル ルクレール          Sauber  (Ferrari)

dnf      フェルナンド アロンソ      McLaren  (Renault)

dnf      ニコ ヒュルケンベルグ       Renault  (Renault) 

 

ja.espnf1.com

 

 

〇くにんメモ

  「F1で最もドキドキする瞬間は」と聞かれたら、やはり「スタート」と答えます。スターティンググリッドから皆が一斉に飛び出すその瞬間は、文字通り0.1秒の遅れが命取りになります。そして、超接近状態から突入する1コーナー。お互いに無理な体勢ながら、なんとか前を抜こう、しかし後ろには抜かれまい、と技量の全てを尽くしてのやり取りが見られます。続く2コーナー3コーナー、あるいは直線‥‥‥。一週目には多くのバトルが見られます。

 

 そんな波乱が見られることが多い、スタート直後の1コーナーですが、今回は「大」波乱が起きました。

 ポールポジションのハミルトンから2番手のベッテル、3番手のオコン、4番手のぺレスまでは、それぞれ問題なくスタートを切り、お互いにけん制しながら1コーナーを抜けていきます。

 しかし、後方で大きなクラッシュが!! ペナルティで後方スタートになっていたルノーのヒュルケンベルグが、「ブレーキが壊れたの?」と思うぐらいの猛烈なスピードのまま1コーナーに突入。前を走っていたマクラーレンのアロンソの後部へ激しく追突し、アロンソを弾き飛ばします。これは例えでも何でもありません。文字通り弾き飛ばすのです。

 飛ばされたアロンソのマシンは宙を舞い(ほんとに)、自分の前を走っていたザウバーのルクレールを飛び越えて、その前部を押しつぶしながら落下します。ルクレールの車載カメラの映像を見ると、「何が起こったのかわからない恐ろしさ」が伝わってきます。

jp.motorsport.com

 

 さらに、この混乱で、レッドブルのリカルドのリヤウイングが吹き飛ばされ、車の制動が効かなくなったリカルドは、フェラーリのライコネンに追突し、ライコネンは右後輪がパンク‥‥‥。

 

 結局、ヒュルケンベルグ、アロンソ、ルクレールは即座にリタイヤ。車を直してしばらくは走り続けたものの、ライコネンとリカルドも、やはり、リタイヤとなりました。

 原因は、いぶし銀のドライバー、ヒュルケンベルグらしからぬ「ブレーキングミス」とのこと。彼には、次戦でスターティンググリッド10番手ダウンのペナルティが出ました。

 

 混乱が起こる前に1コーナーを通過していた上位4台は、激しくバトルを展開しましたが、ベッテルが鮮やかにハミルトンをかわして先頭に立ったところでセーフティーカーが出動します。

 クラッシュしたマシンを片付けたりした後に、セーフティーカーは退場。セーフティーカー出動中は、各車その後を数珠つなぎになって続くので、このレース再開時も追い抜きのチャンスです。自分がやられた追い抜きを仕掛け返そうとするハミルトン。しかし、ベッテルは耐え抜きます。やはり、ドライの状態ではメルセデスのハミルトンより、フェラーリのベッテルの方が、ペースが良いようです。

 優勝争いは、ベッテルがセーフティーカー退場時を凌いだ5週目で、事実上終了。後は、予選でいつもより後ろの方からのスタートとなったフェルスタッペンやボッタスが、力の差を見せて前の車を抜いていくシーンに映像が集中しました。

 結果、フェラーリのベッテルが優勝。2位メルセデスのハミルトン、3位レッドブルのフェルスタッペンでした。

 

 この、スパ・フランコルシャンというコースは、車の総合力が問われるコースですし、エンジンパワーも必要とされるコースです。予選では良い順位を獲得したものの、レースではどこまで戦えるか心配だったトロロッソ・ホンダですが、健闘の9位入賞でした。このコースでこの成績は、予想外と言ってもいい大健闘です。

ja.espnf1.com

 

 また、新チーム扱いになり前半戦のポイントが無効になってしまったフォースインディアは、起死回生の2台入賞、それも、5位6位! 中団グループにとってはとても貴重なポイントを大量に獲得しました。

ja.espnf1.com

 

 いやー、まさかヒュルケンベルグが・・・・・・。かつてロケットと言われたグロージャンならわか、いやいや(笑) (グロージャンファンの方すみません。関西流の親愛のいじりです(^-^;)

 

 さて、次戦は連戦の2戦目、もう、この週末です。

 第14戦 イタリアGP決勝は9月2日(日)22:10(日本時間)スタートです!