みなさん、こんばんは。くにんです。
新しい元号は「令和」とのことですね。始めはなじみがないので、どこかしっくりこない気がしても、やがてなじんでくるのでしょうね。
さて、第2戦バーレーンGPの決勝レースが行われました。バーレーンGPは、第1戦オーストラリアGPと違い、パーマネントサーキットで行われます。第1戦だけではわかりづらかった各チームの力関係が明らかになるので、注目でした!
F1 第2戦バーレーンGP決勝レース結果です。
順位 ドライバー チーム(パワーユニット)
1 ルイス ハミルトン Mercedes(Mercedes)
2 バルテリ ボッタス Mercedes(Mercedes)
3 シャルル ルクレール Ferrari(Ferrari)
4 マックス フェルスタッペン Red Bull(Honda)
5 セバスチャン ベッテル Ferrari(Ferrari)
6 ランド ノリス McLaren(Renault)
7 キミ ライコネン Alfa Romeo(Ferrari)
8 ピエール ガスリー Red Bull(Honda)
9 アレクサンダー アルボン Toro Rosso(Honda)
10 セルジオ ペレス Racing Point(Mercedes)
11 アントニオ ジョビナッツィ Alfa Romeo(Ferrari)
12 ダニール クビアト Toro Rosso(Honda)
13 ケビン マグヌッセン Haas(Ferrari)
14 ランス ストロール Racing Point(Mercedes)
15 ジョージ ラッセル Williams(Mercedes)
16 ロバート クビサ Williams(Mercedes)
17 ニコ ヒュルケンベルグ Renault(Renault)
18 ダニエル リカルド Renault(Renault)
19 カルロス サインツ Jr. McLaren(Renault)
dnf ロマン グロージャン Haas(Ferrari)
〇くにんメモ
バーレーンGP決勝レースは、そこかしこでバトルが見られ大変面白かったです。やはり、コース幅が広いと良いですね。今シーズンの「追い抜き促進のためのレギュレーション変更」も、貢献したのでしょうか(^-^; DRSはよく効いていたように思えました。
今回は、3人のドライバーに注目したいと思います。
まずは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)! くにんが今シーズン最も注目しているドライバーです。
予選でPPを取った彼でしたが、スタートでは出遅れてしまいました。一時期3番手まで落ちますが、そこから、すぐに追い上げました。ボッタス、ベッテルを抜き返して再び首位に立つと、素晴らしいペースでレースをコントロールしました。
しかし、優勝の2文字が大きく見えてきた最終盤、突然彼の無線からエンジンの不調を訴える声が飛び出してきました。結局、エンジンパワーの一部を失ったルクレールはズルズルと後退していきました。ルノーのリタイアによってセーフティーカーが入ったために3位表彰台は獲得したものの、本来は、表彰台の一番高いところは彼のものでした。
初優勝がを手に入れたと思ったとたん、それがするりと逃げて行ったわけですから、もちろん、悔しかったと思います。でも、車を降りた後の彼の表情やコメントはとても大人で、感情には支配されていませんでした。
今回は、車のトラブルで優勝を逃したものの、「勝てるドライバー」であることを証明したのはとても重要だと思います。序盤はベッテルを優先することを公言していたフェラーリチームですが、この後の二人の成績次第では、ルクレール優先に傾くことがあっても不思議ではないと思います。「彼なら、やってくれる」そうチームに印象付けたレースではなかったでしょうか。
そして、同じくフェラーリのセバスチャン・ベッテル。
予選2番手からスタートしたベッテルは、ルクレールが遅れたために、労せずして先頭の位置を取ることが出来ました。しかし、ペースを上げることが出来ずに、ルクレールに先頭の座を奪われることになります。
このとき、僕が一番心配していたのは「同士討ち」でした。ここ数年、ベッテルには、我慢すべきところで我慢できず、無理なドライビングをする傾向が見られるからです。優秀なドライバーなのですが、強い責任感が裏目に出てしまい、「無理をしてでもチャンスを取りに行く」、「無理をしてでも順位を守る」という気持ちになっているのではないかと思えます。
この時は、同士討ちという最悪の場面は見られず、今年はベッテルも余裕が持てているのかと思ったのですが、レースの後半に問題が起こりました。
ハミルトンに追い抜きを仕掛けられ、無理にポジションを守ろうとして単独スピン、さらには、その結果タイヤに大きなフラットスポットをつくってしまい、発生したバイブレーションのせいでフロントウイングが脱落するという負の連鎖・・・・・。
なにも無理をする必要はなかったのです。仮に抜かれてしまっても、このレースではハミルトンよりもベッテルがスピードを持っていたので、また抜き返すチャンスはあったでしょうから。最悪、抜けなかったとして、この時点で、ルクレール、ハミルトン、ベッテルという並びで、3位は確保できるわけです。無理をしてリタイアになってしまえば0点ですから・・・・・・。
ベッテルが、冷静さを失わなければ、後のルクレールのトラブルで優勝を拾ったのは、ハミルトンでなくベッテルだったかもしれません。
最後に、優勝したハミルトンです。
ベッテルとは対照的に、フェラーリに差をつけられた状態でも、できる限りのポイントを取るために、速く、かつ、堅実に走っていました。昨シーズンもそうでしたが、ネガティブなレースでもオーバードライブせず取り得るポイントを確実にとる。そして、チームの開発を待つ。ということが、しっかりとできています。ハミルトン自身がドライバーとして成熟したのももちろん、チームとの信頼関係がしっかりあると感じられました。
今回の優勝は、確かにルクレールに生じたトラブルによるものですが、チャンスをつかめるその位置をしっかりと走っていた彼には、その資格が十分にあると思います。
今回は、レッドブルホンダは苦しみました。フェルスタッペンが4位に入りましたが、もう、あれが精一杯ですね。さすが、フェルスタッペンだと思いました。現状、2強からちょっと離されているのかな、と感じました。
さて、次戦は中国GPです。今のところメルセデスが2勝しているので、そろそろフェラーリに取って欲しいな、と思っているのですが(^-^;
〇次戦中国GP 決勝レースは 4月14日(日)です。