ぼちぼちメモ

F1等の趣味や日常生活での気軽なメモです。小説や詩をまとめた「コトゴトの散文」というブログもやっています。「月の砂漠のかぐや姫」という長編物語も連載中です。

【F1】2020年第14戦トルコGP やはりハミルトン! 7度目のタイトルを勝利で飾る!

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 みなさん、こんにちは。くにんです。

 

 前戦の「エミリア・ロマーニャGP」が開催されたイモラ・サーキットに続いて、今回の「トルコGP」が行われたインスタンブール・パーク・サーキットも、久々に復活した懐かしのサーキットです。

 今年だけの復活かもしれないですし、楽しみにしておりましたが、サーキットコンディションと天候の両方が悪いという、大変なレースとなりました。(;^ω^)

 

 

F1 2020年第14戦トルコGP

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〇くにんメモ

◆ハミルトン、流石! シューマッハに並ぶ7度目のワールドチャンピオン獲得を勝利で飾る

 

 二週間前にコースの路面が再舗装されたとのことで、まだ路面のグリップが低いコンディションの中で、トルコGPのスケジュールが始まりました。

 悪いコースコンディションにさらに追い打ちをかけたのが天候で、練習走行日から決勝日まで、今回のトルコGPはずっと雨にたたられてしまいました。

 

 結果的に、低いグリップの路面と雨という悪条件の中で、タイヤをうまく使えたチームやドライバーが、好結果を得ることができました。

 僕が「タイヤを使うのがうまいなぁ」と思っているドライバーである、ルイス・ハミルトンとセルジオ・ペレスが1-2と言う結果になりまして、個人的には非常に納得しております。両者とも、同じ車に乗る同僚(ボッタスとストロール)よりも、少ないタイヤ交換で最後まで走り抜き、良い順位を獲得しています。

 

 ハミルトンは、このトルコGPでドライバーズチャンピオンシップのタイトルを確定しました。これで7度目の戴冠となり、あの「皇帝」ミハエル・シューマッハに並びました。

 メルセデスというチームの安定性、マシンの速さもさることながら、ここ数年のハミルトンのドライバーとしての「強さ」は、本当にすごいと思います。今回のレースでもそうなのですが、抜けない状態のときには確実にタイヤを温存し、ペースを上げる必要が生じたときには、抜群の速さを発揮する。それに加えて、タイヤのライフを持たす術も心得ている。単に「速い」というよりも「強い」、どのような状況でレースがスタートしても、最初にゴールラインを横切るのはハミルトンではないかと思わせる素晴らしいドライバーです。

 ハミルトン、7度目のドライバーズタイトル獲得、おめでとうございます!

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◆フェルスタッペンは焦ったか

 レッドブル・ホンダのフェルスタッペンは、最初の練習走行の段階から好調でしたが、予選ではレーシング・ポイントのストロールにPPを奪われて、2番手スタートになりました。それまでの好調さからPPを確信していたのでしょうか、かなり悔しそうでしたね。

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 決勝レースでも、フェルスタッペンには、「本来はもっと上を走れるはずなのに」という焦りがあったような気がします。

 路面が少しずつ乾き始めた18週目に、フェルスタッペンは前を走るペレスを激しく追い詰めて彼のすぐ後ろを追走したのですが、そのせいかダウンフォースを失ってスピンしてしまいます。

 あそこまで近づいたら、前の車が起こす乱流でダウンフォースを失いますよね。それに、まだまだ、走行ライン以外には水がたくさんあって、追い抜きの為にラインを外すのには大きなリスクがある状況でした。

 

「早く2番手のペレスを抜いて、先頭を走るストロールとの差を縮めたい」という想いがあったのでしょうが、残念な結果につながってしまいました。

 結果論ではありますが、「チャンスがあるときまで、最善な状態を保つ努力をする」ことで勝利をもぎ取ったハミルトンと、対照的な結果となってしまいました。

 フェルスタッペンのスピンの原因はフロントウイングの調整ミスという話もありますが、ペレスとの一件はその調整の前の出来事だそうですし・・・・・・。

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◆スポーツとショー

 F1はモータースポーツの頂点と言われますが、関係者は「我々は良いショーを提供しなければならない」という言葉も良く口にします。

「いつも同じドライバー、同じチームが勝っていては観客が離れて行ってしまう。何とかしなければ」という思いは、この後者の視点から生じるものです。

 

 スポーツとショー。F1が両方の側面を持つのは間違いないのですが、そのバランスをどこで取るのが適当かというと、それに対する答えは個人個人で異なると思います。

 オリンピックの陸上競技や水泳競技は、スポーツが前面に打ち出されています。一定以上の機能を備えた靴や水着は禁止されますが、各選手の練習時間やそれにかけるお金には制限がありません。もちろん、飛び抜けた実力を持つ選手がいるとしても、「レースが始まる前から勝つ選手がわかっていたらつまらないから、実力がある選手にはハンデとして重りをつけよう」という事はありません。

 

 F1では、この「ハンデ」をつけようという動きが、出てきています。

 来シーズンから、車を開発するために風洞を利用する時間が制限されるのですが、前年の成績が悪かったチームには長い時間、成績が良かったチームには短い時間が許可されます。長期的に観れば、これによってチーム間の実力差が(少しでも)縮まることが期待できる、というものです。

 個人的には、これにはポジティブです。日本のプロ野球でいえば、ドラフトの2位以下の選手を下位チームから指名できるという制度と同じような発想ですね。

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 これはアイデアの段階なのですが、別のハンデ案として、各PUの能力を数値に換算して比較し、優れたPUにはレースで使用できる燃料の量を少なく、劣ったPUには多くするというものもあります。たくさんの燃料を使用できれば当然パワーが出ますから、その量を調整することにより、メーカーごとのPU性能の差をなくそうというものです。

 これは・・・・・・、どうなんでしょう。僕はネガティブですねぇ。PUメーカーの開発意欲を削ぐものになると思いますし、そんな世界に新規参入しようとするPUメーカーが現れるとは思えません。

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 僕の中の「ショーとスポーツ」のバランスの妥協点は、「頑張った人が報われるか」というところにあるような気がします。

 F1は車とドライバーという二つの要素がありますから、車の開発に頑張った人やPUの開発に頑張った人がいて、その結果として連勝したとしても、それは称えられるべきであって、ハンデの対象とすべきではないと思うのです。一方で、それでは「ショー」の視点から見ると面白くないので、レギュレーションを変えることで、勢力図が変わるチャンスを作るというのは、これはありだと思うのです。レギュレーション変更は、強いチームを狙い撃ちにする側面があるにしても、全てのチームに同一に適用されますから。

 

 難しいですね、この問題は。様々なモータースポーツで様々な手法が取られていることからも、難しいことが良くわかります。「正解」が決まっているなら、その手法に統一されるのでしょうから。

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◆次はバーレーン2連戦

 いよいよ、2020年シーズンも最終盤。次はバーレーンでの2連戦ですが、その2戦目は初めて行われる外周コースでのレースです。このコースレイアウトは、今年だけのものかもしれませんし、楽しみですね!!

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