みなさん、こんにちは。くにんです。
えらいこっちゃです。
神戸から明石にかけての春の風物詩の一つは、各家庭から漂う甘辛い香りです。
それは「イカナゴのくぎ煮(佃煮)」を炊く香りです。イカナゴとはスズキ目イカナゴ科の魚で、この地域の各家庭では、それの稚魚(新子)を甘辛く炊いて「くぎ煮」をつくり、お互いに交換したり親戚に配ったりする習慣があるのです。この時期、郵便局では「くぎ煮配送パック」も発売されます(*^-^*)
もちろん、僕も炊きますよ!
それなのに、ああ、それなのに( 一一)
大阪湾でのイカナゴ漁が、3月5日に解禁されたかと思うと、8日で終了とのこと。僅か3日間! 理由は「極端な不漁」とのこと。
一昨年、昨年も極端な不漁で、特に昨年は酷くて、漁獲資源回復のために早めに漁を打ち切っていたのですが、今年も回復せず残念です・・・・・・。
海の栄養分が少なくなっているのも理由の一つだそうですが、我々おじさん世代は、家庭排水等からの富栄養化で赤潮が発生するニュースを聞いて育っているので、その理由にびっくりしてしまいます。上記ニュースによると、「下水処理場から海に流す水について、栄養分の濃度を高める取り組みを進める」と県がコメントしているそうです。
もう一つの漁場である播磨灘では、まだ漁を継続するそうですが、今年もイカナゴは高くなりそうです。(>_<)